MENU

MENU

HOME

ホームジム作成チャート
トレーニング器具データベース
トレーニングギア
トレーニングプログラム
計算機

コラム

書籍

サイト情報

プライバシーポリシー

お問い合わせ

ELEIKO「ラックバー」

  • URLをコピーしました!

総合評価

 4.25

  • ラック内やデッドリフトなどでの使いやすさ・安全性を重視したバーベル。
  • 太めのインナーカラーによりラックとウェイトプレートの衝突リスクを軽減。
  • ローレット範囲の調整によりラックの傷を付きにくく。
免責
  • 本記事は公式サイトの情報と筆者の経験、知識を基に作成していますが、筆者自身による実機検証は行っておりません。数値・性能はあくまで参考値としてご覧ください。
  • 製品の仕様・価格・在庫状況は掲載時点の情報であり、予告なく変更される場合があります。最新情報は必ずメーカー公式サイトをご確認ください。
  • 画像は公式サイトのものを使用しています。
  • リンクにはアフィリエイトを含みます。ご購入・ご利用に際しては読者ご自身の判断と責任でお願いいたします。
  • 本記事は医療・法律・投資等の専門的助言を目的としたものではありません。トレーニングによる怪我や損害について当サイトは一切の責任を負いかねます。
  • 記事内容の正確性には公式サイトの規約に従い万全を期しておりますが、万一誤記・数値誤り等を発見された場合はお問い合わせフォームよりご連絡ください。速やかに確認・修正いたします。

製品概要

ELEIKO「ラックバー」は、スクワットやベンチプレスなど、ラック内での使用に特化して設計された高性能バーベルです。

グリップ径29mmのスウェーデン鋼が生む高い剛性は、リフト中のブレを抑制し安定性を高めます。

最大の特徴は、一般的なバーより広い30mmのフランジ(インナーカラー)幅です。これによりラックアップ時に支柱とウェイトプレートが接触しにくくなり、事故や器具へのダメージリスクを軽減します。

更に30mmのフランジにより、相撲デッドリフト時に足とプレートのクリアランスが出しやすくなり、足部への落下リスクを軽減できます。

また、グラファイト注入ブッシングや防塵シールにより、滑らかな回転とメンテナンスフリーの高い耐久性を実現。

細部にわたり「ラックでの使いやすさ」を追求した、質実剛健な一本です。

スペック

名称「ラックバー」
メーカーELEIKO(エレイコ)
製造国スウェーデン
種別オリンピックシャフト
用途高重量BIG3
パワーリフティング
公認なし
直径シャフト:29mm
サイズ全長:220cm
スリーブ間距離:131cm
フランジ(インナーカラー):3cm
装着可能なスリーブの長さ:41.5cm
重量20kg
引張強度不明
シャフトコーティングクロムメッキ
スリーブコーティングクロムメッキ、スレッディングスリーブ
ローレット普通
センターローレットあり
グリップマークパワーリフティング(81 cm)
回転機構グラファイ注入ブロンズブッシング
価格(税込)136,200円
※正確な情報は各ECサイト・公式サイトでご確認下さい

スペック評価

項目スペック評価
シャフト直径29 mm
装着可能なスリーブの長さ41.5cm
引張強度(PSI)メーカー表記なし評価対象外
ローレット強度普通
シャフトコーティングクロムメッキ
スリーブコーティングクロムメッキ
センターローレット
81cmグリップマーク
回転機構ブッシング
評価ルール

推定満足度

: ≧90% のユーザーが満足
: 80–89 %
: 60–79 %
: 40–59 %

: < 40 %

スクロールできます
項目
シャフト直径29 mm28.5 mm28 mm27 mm<27 mm
スリーブの長さ43 cm≦40-42.9 cm35-39.9 cm30-34.9 cm30 cm>
引張強度(PSI)200–220 k190–199 k160–189 k140–159 k
>220 k
<140 k
ローレット強度アグレッシブミディアムアグレッシブミディアムミディアムライトライト
シャフト
コーティング
ステンレスセラコートハードクロム/
ロウスチール
ブラッククロム/亜鉛ペイント
スリーブ
コーティング
ステンレスハードクロムセラコートブラッククロム/亜鉛ペイント
センターローレット
81cmグリップマーク
回転機構ブッシングベアリング

シャフト直径

 29 mm
IPF(国際パワーリフティング連盟)の公式ルールに準拠した、パワーリフティングにおける基準となる太さです。高重量を扱っても「しなり」が少なく、リフトの際に安定感と剛性感をもたらします。

 28.5 mm
汎用性の高いバーベルによく見られる太さです。29mmより若干しなりますが、デッドリフトなどで良い「しなり」を好むリフターには最適な選択肢となります。

 28 mm
ウエイトリフティング用の太さです。BIG3で使うとしなりが大きく感じられ、高重量では安定性に欠ける場合があります。

 27 mm
ユース用やテクニックバーの太さです。高重量を扱うBIG3には細すぎて適さず、危険です。

 <27 mm
規格外の細さであり、BIG3トレーニングには絶対に使用すべきではありません。

スリーブの長さ

 43 cm以上
競技用の薄いプレートから、厚みのあるトレーニングプレートまで、最も多くのプレートを装着できる競技レベルの長さです。高重量を扱うパワーリフターにとって最高のスペックです。

 40-42.9 cm
ほとんどのトレーニーにとって十分以上の長さです。プレートの種類やメーカーによっては、超高重量でスペースがわずかに足りなくなる可能性もありますが、実用上は最高レベルです。

 35-39.9 cm
一般的なホームジム用バーベルでよく見られる長さです。中級者までなら問題ありませんが、上級者が高重量を扱う際には物足りなさを感じ始めます。

 30-34.9 cm
装着できるプレートの枚数がかなり制限されます。特に厚いプレートを使用する場合はすぐに限界が来ます。

 30 cm未満
高重量トレーニングには不向きな長さです。用途が非常に限定されます。

引張強度(PSI)

 200-220 k
高重量を扱っても曲がらない「強度」と、デッドリフトの引き始めを補助するわずかな「しなり」を両立した、パワーリフティングにおける理想的な強度です。

 190-199 k
競技レベルの品質です。トップクラスの強度には一歩譲りますが、ほとんどのリフターにとって必要十分以上の性能を持っています。

 160-189 k
一般的なトレーニングには十分な強度ですが、高重量を扱うリフターがハードに使用すると、時間と共にわずかな曲がり(永久変形)が生じる可能性があります。

 140-159 k / >220 k
140-159kは変形リスクが高く、高重量には向きません。220k超は硬すぎて「しなり」が全くなくなり、デッドリフトで引きにくさを感じるなど、逆にパフォーマンスを落とす可能性があります。

 <140 k
低品質な鋼材です。簡単に曲がってしまうため、高重量を扱うBIG3には適しません。

ローレット強度

 アグレッシブ
デッドリフトやスクワットで手が滑るのを完全に防ぐ、最も鋭いローレットです。パワーリフティングのパフォーマンスを最大化するために設計されています。

 ミディアムアグレッシブ
鋭さを少し抑えつつ、非常に強力なグリップを提供します。高重量を扱いながらも、手のひらへのダメージをある程度考慮したい場合に最適です。

 ミディアム
汎用的なローレットです。しっかりグリップできますが、高重量のデッドリフトなどではチョークが必須になります。

 ミディアムライト
トレーニング用としてはマイルドなグリップです。高重量を扱うパワーリフターには物足りなく、滑るリスクがあります。

 ライト
グリップ力が弱く、BIG3には全く適していません。汗をかくと簡単に滑ってしまい危険です。

シャフトコーティング

 ステンレス
素材自体が錆びないため、ローレットの感触を永遠に維持できます。コーティングの剥がれや錆を気にせず、一生使える最高の選択肢です。

 セラコート
ステンレスに匹敵する防錆性と、ザラっとした独特のグリップ感が特徴です。ステンレスよりは摩耗に弱いですが、非常に高品質なコーティングです。

 ハードクロム/ロウスチール
ハードクロムは傷への耐摩耗性は高いですが、深い傷から錆びるリスクがあり、表面が滑らかなためローレットの感触がマイルドになります。
ロウスチールは実用性と耐久性を全て犠牲にして、最高のグリップ感を得た「パフォーマンス至上主義」の選択。
この二つは、全く逆のベクトルを向いた、同レベルの評価を受けるべきトレードオフの関係にあると言えます。

 ブラッククロム/亜鉛
標準的なコーティングですが、上記の選択肢と比べると防錆性、耐久性ともに劣ります。

 ペイント
最も安価なコーティングです。すぐに剥がれて錆の原因となり、ローレットの谷を埋めてしまうため、グリップ感も損なわれます。

スリーブコーティング

 ステンレス
プレートとの摩擦で傷はつきますが、素材自体が錆びないため、長期的に見て最も信頼性が高い選択肢です。傷から錆びてプレートが固着するようなトラブルがありません。

 ハードクロム
あらゆるコーティングの中で最も傷に強いです。見た目を綺麗に保ちやすいですが、深い傷から点錆が発生するリスクはゼロではありません。

 セラコート
防錆性は高いですが、プレートとの摩擦で摩耗したり欠けたりする可能性があります。長期的な耐久性でハードクロムやステンレスに劣ります。

 ブラッククロム/亜鉛
ハードクロムより柔らかく傷がつきやすいため、長期使用による劣化が早まります。特に亜鉛は傷から白錆が発生しやすいです。

 ペイント
耐久性が最も低く、プレートの着脱ですぐに剥がれてしまいます。

センターローレット

 
スクワット時にバーが背中から滑り落ちるのを防ぐために必須の仕様です。本格的なパワーリフティングバーには必ず付いています。

 
センターローレットがないと、特に高重量のスクワットでバーが安定せず危険です。BIG3用としては致命的な欠点となります。

81cmグリップマーク

 
IPF(国際パワーリフティング連盟)の公式ルールで定められた位置にあるグリップマークです。ベンチプレスで毎回同じ手幅にするための必須機能です。

 
グリップマークがないバーは、競技や本格的なトレーニング用途としては不適切です。一貫性のあるフォームを習得することが困難になります。

回転機構

 ブッシング
スクワットやベンチプレスで安定感を生む、制御された滑らかな回転が特徴です。耐久性も高く、BIG3に最も適した機構です。

 ベアリング
回転が速すぎるため、特にベンチプレスで手首が不安定になるリスクがあります。クイックリフトには最適ですが、BIG3には不向きです。

パワーリフティング適合性

項目スペック判定
スリーブ間距離131cm
直径29 mm
引張強度(PSI)メーカー表記なし
ローレット強度普通
撓りにくさ ※1
・スリーブ間距離:131cm
・直径:29mm
・硬さ:≥200k PSI
・スリーブ間距離:131cm
・直径:29mm
・硬さ:メーカー表記なし
81cmグリップマーク
センターローレット
判定ルール
スクロールできます
項目×
スリーブ間距離131 cm±0.5 cm誤差 ±2.5 cm誤差 ±5 cm規格外
直径29 mm28.5 mm28 mm<28 mm
引張強度200–220 k190–199 k160–189 k<160 k
>220 k
ローレット強度アグレッシブミディアムアグレッシブミディアムライト
りにくさ
・スリーブ間距離:131cm
・直径:29mm
・硬さ:≥200k PSI
3項目全て適合2項目適合1項目適合適合なし
81cmグリップマーク
センターローレット

スリーブ間距離

◎ 131 cm ±0.5 cm
IPF(国際パワーリフティング連盟)の公式ルール「131cm以上、132cm以下」に厳密に準拠した、競技に完全適合する寸法です。世界大会で標準的に使用されるELEIKO社が131cmであるため、これが事実上の世界標準となっており、最も信頼性が高いです。

○ 誤差 ±2.5 cm
競技基準からは外れますが、トレーニングで使う分にはほとんど問題ないレベルの誤差です。ただし、大会本番のバーベルとの感覚のギャップが生まれる可能性はあります。

△ 誤差 ±5 cm
基準との誤差が大きくなります。狭すぎると競技用ラックに正しく置けなくなる可能性が、広すぎるとデッドリフトで過度に有利になる可能性があり、正確な競技練習には不向きです。

× 規格外
公式ルールから大きく外れており、パワーリフティング用としては不適合です。

直径

◎ 29 mm
IPF公式ルール(28mm〜29mm)の上限であり、世界基準となっているELEIKO社が採用する、事実上の世界標準の太さです。太いシャフトは高重量での「しなり」を最小限に抑え、スクワットやベンチプレスでの安定性を高めるため、最も適しています。

○ 28.5 mm
汎用性の高いバーベルによく見られる太さです。29mmより若干しなりますが、デッドリフトなどで良い「しなり」を好むリフターには最適な選択肢となります。

△ 28 mm
IPFルールの下限値です。BIG3で使うとしなりが大きく感じられ、高重量では安定性に欠ける場合があります。

× <28 mm
高重量を扱うBIG3には細すぎて適さず、危険です。

引張強度(PSI)

◎ 200-220 k
静的応力(ゆっくりとかかる力)に対する強度の国際指標です。高重量でも永久変形しにくい「強度」と、衝撃に対する「靭性(ねばり強さ)」のバランスが取れた、パワーリフティングにおける理想的な範囲です。

○ 190-199 k
競技レベルの品質です。トップクラスの強度には一歩譲りますが、ほとんどのリフターにとって必要十分以上の性能を持っています。

△ 160-189 k
一般的なトレーニングには十分な強度ですが、高重量を扱うリフターがハードに使用すると、時間と共にわずかな曲がり(永久変形)が生じる可能性があります。

× <160 k / >220 k
<160k
は変形リスクが高く高重量に不向きです。>220kは硬すぎて脆くなり、落下などの衝撃に弱くなる可能性があるため、理想的とは言えません。

ローレット強度

◎ アグレッシブ
パワーリフティング、特にデッドリフトで高重量でも手が滑らないように、手にしっかりと食いつく最も鋭いローレットです。パフォーマンスを最大化するために設計されています。

○ ミディアムアグレッシブ
鋭さを少し抑えつつ、非常に強力なグリップを提供します。高重量を扱いながらも、手のひらへのダメージをある程度考慮したい場合に最適です。

△ ミディアム
汎用的なローレットです。しっかりグリップできますが、高重量のデッドリフトなどではチョークが必須になります。

× ライト
グリップ力が弱く、BIG3には全く適していません。汗をかくと簡単に滑ってしまい危険です。

撓りにくさ

◎ 3項目全て適合
バーベルが「しなりにくいか(硬いか)」という指標です。しなりに影響する客観的な3つの基準(スリーブ間距離131cm、直径29mm、硬さ≧200k PSI)を全て満たした、最も撓りにくいパワーリフティングに最適なバーです。

○ 2項目適合
3つの主要スペックのうち2つを満たしており、非常に高品質ですが、いずれかの点で競技基準からわずかに外れる、準パワーリフティングバーです。

△ 1項目適合
3つの主要スペックのうち1つしか満たしておらず、パワーリフティング用というよりは、一般的なトレーニングバーとしての性格が強いです。

× 適合なし
パワーリフティングに求められる剛性スペックを何一つ満たしていないため、不適合です。

⚠️この評価は公表スペックに基づく推定です。実際の「撓り」は、鋼材の種類や熱処理に大きく左右されるため、レビュー等も参考にすることを強く推奨します。

81cmグリップマーク

◎ 有
ベンチプレス競技で定められている最大手幅(81cm)を示す印です。このマークがないと競技ルールに準拠した練習ができず、必須の仕様です。

× 無
グリップマークがないバーは、競技や本格的なトレーニング用途としては不適切です。一貫性のあるフォームを習得することが困難になります。

センターローレット

◎ 有
スクワットの際に、バーベルが背中(僧帽筋)で滑るのを防ぎ、担いだ位置を安定させるために必須の仕様です。

× 無
センターローレットがないと、特に高重量のスクワットでバーが安定せず危険です。BIG3用としては致命的な欠点となります。

この製品がハマる人・ハマらない人

ハマる人


  • ラックやJカップを傷つけたくない、器具を大切に扱う人
  • スクワットのラックアップ時にウェイトプレートとラックが衝突しやすい人
  • スモウデッドリフトで足とプレートのクリアランスが欲しい人
  • メンテナンスの手間をかけずに長く使えるバーを求める人
  • ELEIKOブランドが持つ、最高品質と所有欲を満たしたい人

注意が必要な人


  • できる限り大会の環境に近づけて練習したいパワーリフター
  • クイックリフトも行いたい人
  • できるだけ予算を抑えたい人
  • 手に強く食い込む、非常にアグレッシブなローレットが好みの人

お願い〜


記事の内容に誤り等あった場合ご報告いただけば幸いです。

また「こういう情報があった方が良い」「この器具がおすすめ」等情報提供していただけると嬉しいです。

BIG3向けバーベル

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

SHARE
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください