ホームジム作成前の注意点・チェックリスト
賃貸の場合、大家さんの許可・了承が得られているか

もしもアパートやマンションなどの賃貸にホームジムを作ろうとしている場合は、最初に大家さんや管理会社に相談し書面で許可を得るようにしましょう。
構造上の問題で却下される場合もあれば、他の住民への騒音・振動問題で却下される場合など色々な可能性が考えられます。
万が一器具の重量に耐え切れず床が抜けてしまったら大事故になり、下の階にいる人や自分自身の命にも関わります。
許可を得ずにホームジムを作ってトラブルや事故に繋がれば、強制退去させられたり訴訟問題に発展したりするかもしれません。
ホームジムを作るために物件を探しているという人は、構造以前にまずホームジムを作っても良いか必ず確認するべきです。
また相談する際は、どの程度の重量の器具を使用するのか、どんなトレーニングをするのかをしっかり説明しましょう。
ホームジムといってもライトなものからヘビーなものまで様々です。
軽いダンベルや懸垂台だけのものから100kg以上のパワーラックやバーベルのヘビーなホームジムまで色々あります。
ちょっとダンベルを置くぐらいならまず問題ないと思いますが、数百㎏程度のパワーラックやバーベルを使用し、しかも床引きデッドリフトまで行うとなるとまるで話が違ってきます。
ホームジムの内容によっては「その程度ならわざわざ相談しなくても良い」というものから「そんなのダメに決まってるだろ」など反応も全然違うはずです。
いずれにせよ何かトラブルがあった際を考えると事前に相談し了承を得ておくことに越したことはありません。
場合によってはホームジムを諦めたり、設置する器具やトレーニング内容を妥協したりしなければならないでしょう。
妥協したくなければ、不動産屋さんに事前に事情を話し、希望のホームジムを作れそうな物件を探してもらうのも良いかもしれません。
一戸建ての場合家族の了承が得られているか

一戸建てに住み、同居家族がいる場合はしっかりと了承を得ましょう。
自分の部屋とは別にホームジムを作るとなれば1部屋潰れます。
また、「うるさい」「臭い」「邪魔」「家が狭くなった」など家族からクレームがくることもあります。
特に夜中や早朝にホームジムからのカチャカチャ音がしたら物凄く怒られてしまうかもしれません。
一軒家だからと言って何もかも自由にできるとは思わない方が良いでしょう。
家族関係にひびを入れないためにも事前に相談するようにするべきです。
ホームジムを作成する部屋の構造・強度は十分か

ホームジムを作る許可が得られたら、部屋の強度・構造に問題がないか確認しましょう。
どれぐらいの強度であればいいかは、設置する器具の重さや行うトレーニングの内容に大きく左右されます。
ダンベルのトレーニング程度であれば、気にする必要はありません。
しかしパワーラック・バーベルなどの重量物を設置し、しかも床引きデッドリフトまでやるとなるとかなりの強度が必要になります。
多くの場合床の補強も必要になるでしょう。
床の強度が十分でない場合大事故に繋がる可能性があるので注意です。
絶対に軽視してはいけません。
具体的な部屋の構造・強度などについては次のSTEPで解説していきます。
小さい子どもがいる場合は安全を保つことができるか

小さい子どもがいる場合は安全に配慮しなければなりません。
子どもは何をしでかすか分かりません。
自分がいないとき、またはトレーニング中にホームジムに侵入し、事故に繋がる可能性があります。
ホームジムが原因で子供の命を失うようなことがあれば最悪です。
ホームジムの扉に鍵を付けたり等対策を打つべきです。
近所迷惑にならないか

たとえ家族からの了承が得られたとしても、トレーニング音が外まで響き、近所迷惑になってしまってはいけません。
たとえばデッドリフトでドッカンドッカン落としていれば結構外まで響く可能性があります。
家の構造にもよりますが、近所トラブルにならないよう注意しましょう。
予算は十分足りているか

ホームジムを作るとなるとかなりの費用が掛かります。
もちろんどんなホームジムを作るかにもよりますが、数万円~数十万円は覚悟しておかなければなりません。
ジムを退会し、ホームジムの作成に取り掛かったが費用が足りず、トレーニングが満足にできないということのないよう注意しましょう。
かといって予算不足を補うために安物に手を出してしまうと、後悔する可能性があります。
ある程度良い器具であれば売れるかもしれませんが、売れなかった場合処分に困ります。
ホームジムを作る際は必ず総費用をしっかりと計算するようにしましょう。
引っ越しする予定はないか

ホームジムを作ったは良いものの、すぐに転勤や引っ越しが控えているということはないでしょうか?
ホームジムの引っ越しはとても大変です。
せっかく組み立てた器具を分解しなければなりませんし、パーツも大きい場合が多いので運ぶのも大変です。
予想外に大きな出費になるかもしれないので注意しましょう。
それでもホームジムを作りたいという場合は、はじめから引っ越し時の費用も計算に入れておくことをおすすめします。
近所でジムの新規オープン予定はないか

ホームジムを作ったはよいものの、そのすぐ後に近所にジムがオープンすることがあります。
「これならホームジムを作らなくても良かったかも」となってしまう可能性があります。
しかも最近は次から次へと様々なところにジムが新規オープンしています。
ホームジムを作る前に、近所でジムの新規オープン予定はないかリサーチしておくことをおすすめします。
まとめ
ホームジムを作る前に当記事を確認し、後悔しないよう注意しましょう。
ホームジムを作るときは想像以上に配慮しなければならないことが多いです。
事前に確認し、対応策を考えて置きトラブルを避けましょう。
またどうしても対応策がない場合は無理せずホームジムを諦めるか、ホームジムの規模を簡易的なものに縮小することも視野に入れましょう。
コメント