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ELEIKO「XFバー 15kg」

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総合評価

 4.8

  • 回転と安定を両立したベアリング&ブッシングハイブリット構造
  • 女性の手にフィットする、最適な25mmグリップ径
  • 世界が認めるELEIKOならではの卓越した使用感
免責
  • 本記事は公式サイトの情報と筆者の経験、知識を基に作成していますが、筆者自身による実機検証は行っておりません。数値・性能はあくまで参考値としてご覧ください。
  • 製品の仕様・価格・在庫状況は掲載時点の情報であり、予告なく変更される場合があります。最新情報は必ずメーカー公式サイトをご確認ください。
  • 画像は公式サイトのものを使用しています。
  • リンクにはアフィリエイトを含みます。ご購入・ご利用に際しては読者ご自身の判断と責任でお願いいたします。
  • 本記事は医療・法律・投資等の専門的助言を目的としたものではありません。トレーニングによる怪我や損害について当サイトは一切の責任を負いかねます。
  • 記事内容の正確性には公式サイトの規約に従い万全を期しておりますが、万一誤記・数値誤り等を発見された場合はお問い合わせフォームよりご連絡ください。速やかに確認・修正いたします。

製品概要

スウェーデンの世界最高峰ブランドELEIKO社が製造する、女性やホームジムでの使用に最適な15kgの多目的バーベルです。

ファンクショナルフィットネスや多様な筋力トレーニングに適しており、ウェイトリフティングの素早い動きと、ヘビーなパワーリフティングの双方で高いパフォーマンスを発揮します。

その秘密は、最適な回転を生むニードルベアリングと安定性を確保するブロンズブッシングの組み合わせにあります。

グリップ径は女性の手に馴染みやすい25mmを採用し、ローレット(刻み)は高回数のトレーニングでも快適さを損なわないようマイルドな設計です。

スペックはややクイックリフト、ウェイトリフティング寄りではありますが、様々なシーンで汎用性の高い多目的バーとなっています。

スペック

名称「XFバー 15kg」
メーカーELEIKO(エレイコ)
製造国スウェーデン
種別オリンピックシャフト
用途トレーニング全般
直径シャフト:25 mm
サイズ全長:201 cm
スリーブ間距離:131 cm
インナーカラー:3 cm
装着可能なスリーブの長さ:32 cm
重量15 kg
引張強度215,000PSI
シャフトコーティングクロムメッキ
スリーブコーティングクロムメッキ
スレッディングスリーブ
ローレットミディアム
多目的
センターローレットなし
グリップマークデュアルマーク
パワーリフティング(81 cm)
ウェイトリフティング(91 cm)
回転機構コンビネーション(ニードルベアリングとブロンズブッシング)
価格(税込)117,100 円
※正確な情報は各ECサイト・公式サイトでご確認下さい

スペック評価

項目スペック評価
全長201 cm
シャフト直径25 mm
装着可能なスリーブの長さ32 cm
引張強度(PSI)215K
ローレット強度ミディアム
シャフトコーティングクロムメッキ
スリーブコーティングクロムメッキ
センターローレット
グリップマークデュアル
回転機構コンビネーション
評価ルール

推定満足度

: ≧90% のユーザーが満足
: 80–89 %
: 60–79 %
: 40–59 %

: < 40 %

スクロールできます
項目
全長201 cm約 200~205 cm220 cm約 180 cm180 cm 未満
シャフト直径25 mm28 mm28.5 mm29 mm以上
装着可能スリーブ長32.0 〜 33.0 cm33.1 ~ 41.0 cm30.0 ~ 31.9 cm25.0 ~ 29.9 cm<25.0 cm
引張強度 (PSI)190-220 k220 k超160-189 k140-159 k<140 k
ローレット強度ミディアムミディアムライト/
ミディアムアグレッシブ
ライト/
アグレッシブ
パッシブ/滑る
シャフト
コーティング
ステンレスセラコート/
ハードクロム
亜鉛 ペイント
スリーブ
コーティング
ステンレス/
ハードクロム
セラコート亜鉛ペイント
センターローレット有(パッシブ)有(標準)有(アグレッシブ)
グリップマークデュアル
(81 cm・91 cm)
一方のみ
回転機構回転不良/無し

全長

 201 cm
女性のクイックリフトのために設計された理想的な長さ。 IWF(国際ウエイトリフティング連盟)の女子公式規格であり、女性の平均的な体格でスナッチのワイドグリップを問題なく取れるシャフト長と、バー全体のバランスが最適化されています。全ての標準的なラックに適合し、パフォーマンスを最大限に引き出します。

 約 200~205 cm
ほぼ理想的で、使用感に全く問題のない長さ。 メーカーの仕様差によるわずかな違いで、201cmと体感できる差はありません。クイックリフト用として全く問題なく使用できる、高性能なバーと言えます。

 220 cm
男子用バーの長さ。機能的には使えるが、女性専用ではない。 これは男子用(20kg)の標準規格です。長さがあるため、グリップ幅やラックへの設置で困ることはありません。しかし、通常は重量が15kgではなく20kg、シャフトも25mmより太いため、「女性が扱いやすい」という観点からは最適とは言えません。ジムに女子用バーがない場合の次善の策です。

 約 180 cm
グリップ幅とラック設置に制約が出る長さ。 いわゆる「ショートバー」で、スナッチで広い手幅を取ろうとすると、スペースが足りなくなる可能性があります。また、**多くの標準的なパワーラックに置けない(シャフト長が足りない)**ため、ジャークやラックからのクリーンができず、クイックリフトのトレーニング用途としては大きな制約があります。

 180 cm 未満
クイックリフトには不向きな長さ。 テクニック練習用の軽量バーやユースバーに見られる長さです。ラックにはまず置けず、シャフトも短すぎて正しいフォームでの挙上は困難です。本格的なクイックリフトのトレーニングには使用できません。

シャフト直径

シャフト直径

 25 mm
女子用ウエイトリフティングバーのIWF公式ルールです。男性より小さい手に合わせて設計されており、スナッチやクリーンで必須の「フックグリップ」を確実に行うための最適な太さです。女子用の多目的バーとして考えた場合、クリックリフトのやりやすさを考えると、ウエイトリフティングのルールに則った太さが最適です。

 28 mm
男子用の太さです。女性が使用するには太すぎてフックグリップが困難になり、パフォーマンスが著しく低下します。

 28.5 mm
こちらも男子用、あるいは多目的用の太さです。女性には太すぎて適していません。

 29 mm以上
パワーリフティング用の太さです。しなりがなく、フックグリップも不可能なため、女性のクイックリフトには絶対に使用すべきではありません。

装着可能スリーブ長

 32.0 cm 〜 33.0 cm
32cmはIWF公式規格に準拠した、競技に最適な長さ。競技用プレートを装着した際に、プレートの重量配分やバー全体のバランスが理想的な状態になります。競技本番と全く同じ感覚でトレーニングできるため、最高の評価です。+1 cmは許容範囲とします。

 33.1 cm ~ 41.0 cm
準競技レベルの長さです。ほとんどのトレーニングで十分な高重量を扱えますが、プレートの種類によっては最後の1枚が入らない可能性が出てきます。

 30.0 cm ~ 31.9 cm
競技規格よりわずかに短い長さ。一般的なトレーニングでは問題なく使用できますが、厚いプレートを高重量で使う際にはスペースが少し窮屈に感じる可能性があります。実用上は十分なレベルです。

 25.0 cm ~ 29.9 cm
装着できるプレートの枚数が明確に制限されるため、高重量のトレーニングには不向きです。初心者や、軽い重量でのフォーム練習など、用途が限定されます。ため、高重量のトレーニングは不可能です。

 25.0 cm 未満
本格的なウェイトリフティングトレーニングには使用できません。装着できる重量が著しく制限され、テクニック練習用のバーなどに近い仕様です。

引張強度(PSI)

 190-220 k
非常に高い強度と耐久性を持ち、長年にわたる高重量トレーニングや、ウェイトリフティングでの落下(ドロップ)の衝撃にも耐え、永続的な変形(曲がり)が起こるリスクが極めて低い理想的な数値です。品質と信頼性の証と言えます。

 220 k超
一般的に190-220 kが最も同適応力に対して強度が高く、高すぎても耐久性は低くなります。

 160-189 k
多くのバーベルで採用されている標準的な強度です。一般的なトレーニングでは問題ありませんが、非常に重いデッドリフトや、不適切なセーフティ設定での失敗などで、ごくわずかに永続的な曲がりが生じてしまう可能性がゼロではありません。

 140-159 k
主に安価なバーに採用される強度で、耐久性に劣ります。軽い重量での使用を前提としており、高重量を扱うと永続的に曲がってしまうリスクが高まります。

 <140 k
トレーニング用としては強度が不足しています。安全にトレーニングを行うための基準を満たしておらず、使用は推奨されません。

ローレット強度

 ミディアム
しっかりとしたグリップを確保しつつ、手のひらへのダメージは少ない、最もバランスの取れたローレットです。毎日のトレーニングでも快適に使用でき、BIG3とクイックリフトの両方で優れたパフォーマンスを発揮します。

 ミディアムライト / ミディアムアグレッシブ
理想的なミディアムから少しだけ特性を寄せた選択肢です。「ミディアムライト」は肌に優しい反面、グリップ力がややマイルドになります。「ミディアムアグレッシブ」はグリップが強力ですが、クイックリフトでは肌への負担が大きくなります。

 ライト / アグレッシブ
目的に対して極端な選択肢です。「ライト」はグリップが弱すぎ、高重量では滑る可能性があります。「アグレッシブ」はパワーリフティングに特化しており、クイックリフトで使うには攻撃的すぎて皮膚を傷つけます。

 パッシブ/滑る
凹凸がほとんどない、あるいはツルツルに摩耗したローレットは、グリップが全く効かず、トレーニングでの使用は非常に危険です。

シャフトコーティング

 ステンレス
耐食性が非常に高く、錆に最も強い素材です。コーティングがないため、ローレットの感触がダイレクトに伝わり、最高のグリップ感を得られます。

 ハードクロム / セラコート
「ハードクロム」は非常に高い耐久性と耐食性を誇る優れたコーティングです。「セラコート」は多彩な色が選択可能ですが、ハードクロムよりはわずかに傷や欠けに弱いです。両者とも高い評価の選択肢です。

 亜鉛
これらはコストパフォーマンスに優れたコーティングですが、ステンレスやハードクロムに比べると耐食性や耐久性は劣ります。時間とともに変色や摩耗が見られます。

 ペイント
最も安価な選択肢です。すぐに剥がれて錆の原因となり、グリップ感も悪いため、本格的なトレーニングには適しません。

スリーブコーティング

 ステンレス/ハードクロム
プレートの着脱時の摩擦や衝撃に最も強く、傷つきにくい最高の選択肢です。スムーズな回転性能を長期間維持し、錆からバーベルを保護します。

 セラコート
耐食性は高いですが、硬い金属のプレートとの衝撃で欠ける(チッピング)可能性があります。性能に大きな影響はありませんが、見た目を気にする場合は注意が必要です。

 亜鉛
ハードクロムよりも柔らかく傷がつきやすいため、長期使用による劣化が早まります。

 ペイント
耐久性が低く、プレートの着脱ですぐに剥がれ、錆の原因となります。最も安価ですが、長期的な使用には適しません。

センターローレット

 有(パッシブ)
非常に浅い(パッシブな)センターローレットです。クイックリフトの妨げにならず、スクワット時にシャツの上から最低限のグリップ補助を得られるため、優れた仕様です。バランスが取れていて多目的バーにとっては最適です。

 
クイックリフト種目(特にクリーン)でバーが首や鎖骨に触れる際に、皮膚を傷つけることがないため、多目的バーとしては優れた選択肢です。

 有(標準)
標準的な強さのセンターローレットは、クイックリフトの際に肌と擦れて痛くなる可能性があります。BIG3には有効ですが、多目的用途としては評価が下がります。

 有 (アグレッシブ)
パワーリフティング専用の仕様です。鋭いローレットが首や鎖骨の皮膚を傷つけるため、クイックリフトには絶対に適していません。

グリップマーク

 デュアルグリップ (81 cm & 91 cm両方)
パワーリフティング(81cm)とウェイトリフティング(91cm)の両方のマークがある仕様です。各種目で常に同じ手幅を再現でき、これこそが真の多目的バーベルと言えます。

 一方のみ
パワーリフティング(81cm)とウェイトリフティング(91cm)の一方のみマークがある仕様です。多目的バーベルとしては不足ですが、一方でもあれば目安になります。

 
目安となるグリップマークがなければ、毎回手幅を合わせるのが難しく、一貫性のあるフォームを習得することが困難となります。

回転機構

 有 (高品質な回転機構)
ベアリング
特徴: 摩擦が極めて少なく、非常に高速で軽やかに、長く回り続ける回転が特徴です。
適性: この高速回転は、スナッチやクリーンのようなクイックリフトで手首を素早く返す動作を強力にアシストします。多目的用途の中でも、クイックリフトのパフォーマンスを少しでも高めたいユーザーにとっては、ベアリングがやや優位な選択肢となります。

ブッシング
特徴: 非常に高い耐久性と頑丈さを持ち、滑らかでありながらも「制御された安定感のある」回転を提供します。
適性: この安定した回転は、スクワットやベンチプレス、デッドリフトのような**スローリフト(BIG3)**において、不要なブレを生まないという利点があります。もちろんクイックリフトにも十分対応できる滑らかさを持ちますが、その頑丈さから、BIG3をメインに行うユーザーにはむしろ好まれることがあります。

 回転不良/無し
スリーブが回転しない、あるいは回転が著しく悪いバーは、多目的用途には全く適さず、非常に危険です。回転しないままクイックリフトを行うと、バーの回転力が直接手首や肘にかかり、深刻な怪我につながる可能性があります。

パワーリフティング適合性

項目スペック判定
直径25 mm×
スリーブ間距離131 cm
引張強度(PSI)215K
ローレット強度ミディアム
撓りにくさ
・スリーブ間距離:131cm
・直径:29mm
・硬さ:≥200k PSI
・スリーブ間距離:131 cm
・直径:25 mm
・硬さ:215k PSI
センターローレット×
81cmグリップマーク
回転機構コンビネーション
判定ルール
スクロールできます
項目×
直径29 mm28.5 mm28 mm<28 mm
スリーブ間距離131 cm±0.5 cm誤差 ±2.5 cm誤差 ±5 cm規格外
引張強度(PSI)200–220 k190–199 k160–189 k<160 k
>220 k
ローレット強度アグレッシブミディアムアグレッシブミディアムライト
りにくさ
・スリーブ間距離:131cm
・直径:29mm
・硬さ:≥200k PSI
3項目全て適合2項目適合1項目適合適合なし
センターローレット
81cmグリップマーク
回転機構ブッシングブッシング以外

直径

◎ 29 mm
IPF公式ルール(28mm〜29mm)の上限であり、世界基準となっているELEIKO社が採用する、事実上の世界標準の太さです。太いシャフトは高重量での「しなり」を最小限に抑え、スクワットやベンチプレスでの安定性を高めるため、最も適しています。

○ 28.5 mm
汎用性の高いバーベルによく見られる太さです。29mmより若干しなりますが、デッドリフトなどで良い「しなり」を好むリフターには最適な選択肢となります。

△ 28 mm
IPFルールの下限値です。BIG3で使うとしなりが大きく感じられ、高重量では安定性に欠ける場合があります。

× <28 mm
高重量を扱うBIG3には細すぎて適さず、危険です。

スリーブ間距離

◎ 131 cm ±0.5 cm
IPF(国際パワーリフティング連盟)の公式ルール「131cm以上、132cm以下」に厳密に準拠した、競技に完全適合する寸法です。世界大会で標準的に使用されるELEIKO社が131cmであるため、これが事実上の世界標準となっており、最も信頼性が高いです。

○ 誤差 ±2.5 cm
競技基準からは外れますが、トレーニングで使う分にはほとんど問題ないレベルの誤差です。ただし、大会本番のバーベルとの感覚のギャップが生まれる可能性はあります。

△ 誤差 ±5 cm
基準との誤差が大きくなります。狭すぎると競技用ラックに正しく置けなくなる可能性が、広すぎるとデッドリフトで過度に有利になる可能性があり、正確な競技練習には不向きです。

× 規格外
公式ルールから大きく外れており、パワーリフティング用としては不適合です。

引張強度(PSI)

◎ 200-220 k
静的応力(ゆっくりとかかる力)に対する強度の国際指標です。高重量でも永久変形しにくい「強度」と、衝撃に対する「靭性(ねばり強さ)」のバランスが取れた、パワーリフティングにおける理想的な範囲です。

○ 190-199 k
競技レベルの品質です。トップクラスの強度には一歩譲りますが、ほとんどのリフターにとって必要十分以上の性能を持っています。

△ 160-189 k
一般的なトレーニングには十分な強度ですが、高重量を扱うリフターがハードに使用すると、時間と共にわずかな曲がり(永久変形)が生じる可能性があります。

× <160 k / >220 k
<160k
は変形リスクが高く高重量に不向きです。>220kは硬すぎて脆くなり、落下などの衝撃に弱くなる可能性があるため、理想的とは言えません。

ローレット強度

◎ アグレッシブ
パワーリフティング、特にデッドリフトで高重量でも手が滑らないように、手にしっかりと食いつく最も鋭いローレットです。パフォーマンスを最大化するために設計されています。

○ ミディアムアグレッシブ
鋭さを少し抑えつつ、非常に強力なグリップを提供します。高重量を扱いながらも、手のひらへのダメージをある程度考慮したい場合に最適です。

△ ミディアム
汎用的なローレットです。しっかりグリップできますが、高重量のデッドリフトなどではチョークが必須になります。

× ライト
グリップ力が弱く、BIG3には全く適していません。汗をかくと簡単に滑ってしまい危険です。

撓りにくさ

◎ 3項目全て適合
バーベルが「しなりにくいか(硬いか)」という指標です。しなりに影響する客観的な3つの基準(スリーブ間距離131cm、直径29mm、硬さ≧200k PSI)を全て満たした、最も撓りにくいパワーリフティングに最適なバーです。

○ 2項目適合
3つの主要スペックのうち2つを満たしており、非常に高品質ですが、いずれかの点で競技基準からわずかに外れる、準パワーリフティングバーです。

△ 1項目適合
3つの主要スペックのうち1つしか満たしておらず、パワーリフティング用というよりは、一般的なトレーニングバーとしての性格が強いです。

× 適合なし
パワーリフティングに求められる剛性スペックを何一つ満たしていないため、不適合です。

⚠️この評価は公表スペックに基づく推定です。実際の「撓り」は、鋼材の種類や熱処理に大きく左右されるため、レビュー等も参考にすることを強く推奨します。

センターローレット

◎ 有
スクワットの際に、バーベルが背中(僧帽筋)で滑るのを防ぎ、担いだ位置を安定させるために必須の仕様です。

× 無
センターローレットがないと、特に高重量のスクワットでバーが安定せず危険です。BIG3用としては致命的な欠点となります。

81cmグリップマーク

◎ 有
ベンチプレス競技で定められている最大手幅(81cm)を示す印です。このマークがないと競技ルールに準拠した練習ができず、必須の仕様です。

× 無
グリップマークがないバーは、競技や本格的なトレーニング用途としては不適切です。一貫性のあるフォームを習得することが困難になります。

回転機構

◎ ブッシング
適度な回転抵抗で安定したBIG3の試技が可能です。

× ブッシング以外(ベアリングまたはなし)
ベアリングは滑らかな回転がありクイックリフト向きでBIG3のスローリフトには不向きです。回転機構なしは無駄な抵抗が強くなり、リフターの負担を増やします。

ウェイトリフティング適合性

項目スペック判定
全長201 cm
重量15 kg
装着可能スリーブ長32 cm
直径25 mm
引張強度(PSI)215 K
ローレット強度ミディアム
撓りやすさ
・スリーブ間距離:131 cm
・直径:25 mm
・硬さ:190-220k PSI
・スリーブ間距離:131 cm
・直径:25 mm
・硬さ:215k PSI
センターローレット
91cmグリップマーク
回転機構コンビネーション
判定ルール
項目×
全長201 cm170〜180 cm220 cmそれ以外
重量15kg5 kg
10 kg
20 kgそれ以外
装着可能スリーブ長32.0 cm30.0 cm ~ 41.0 cm25.0 cm ~ 29.9 cm25.0 cm 未満
シャフト直径25 mm28 mm28.5 mm>29 mm
引張強度 (PSI)190-220 k160-189 k / >220 k140-159 k<140 k
ローレット強度ミディアム/
競技用アグレッシブ
ミディアムライトライト /
パワーリフティング用アグレッシブ
パッシブ/
滑る
撓り
・スリーブ間距離:131cm
・直径:28mm
・硬さ:190-215k PSI
3項目全て適合2項目適合1項目適合適合なし
センターローレット有(パッシブ)有(パッシブ)
91cmグリップマーク有 (IWF規格)無 (81cmのみ)
回転機構ニードルベアリングベアリング&ブッシング複合ブッシングのみ回転不良/無し

全長

◎ 201 cm
IWF(国際ウエイトリフティング連盟)が厳密に規定する女子用バーベルの全長です。この基準は、スナッチなどで最も広い手幅が必要な際に、世界中の競技者に公平で一貫したグリップスペースを保証し、最高のパフォーマンスを発揮するための根幹となります。

○ 170〜180 cm
主にフォーム練習を目的としたテクニックバーの長さです。本格的なトレーニングに移行する前の段階で有効ですが、競技基準とは異なります。

△ 220 cm
男子用の競技基準長です。女子用としては長すぎて扱いにくく、不適合です。

× それ以外
規格外の長さであり、トレーニング用途には適しません。

重量

◎ 15kg
女子ウエイトリフティング競技で厳格に定められた基準重量です。全ての重量計算とトレーニングプログラムの基盤となる絶対的な数値であり、本格的なトレーニングには必須です。

○ 5 kg / 10 kg
技術習得段階の初心者や子供たちにとって有効なテクニックバーの重量です。

△ 20 kg
男子用の基準重量です。女子選手のトレーニングにおいて、重量計算の基準としては不適切です。

× それ以外
非標準の重量であり、正確な重量管理ができないため不適合です。

装着可能スリーブ長

◎ 32.0 cm
IWFが定める公式な女子用バーの装着可能スリーブ長(32.0cm)に準拠した、最高の選択肢です。厚みのあるバンパープレートを使用しても、競技本番と全く同じ条件でトレーニングでき、重量設定で悩むことは一切ありません。

○ 30.0 cm ~ 41.0 cm
競技規格より多少長くても短くても、トレーニング用途としては非常に実用的。特に長いスリーブは、様々な種類のプレートに対応できるため汎用性が高いです。高重量も問題なく扱えます。ただし長い場合はシャフトの直径も太い場合が多いので注意が必要です。

△ 25.0 〜 29.9 cm
趣味のフィットネスや比較的軽めの重量でのフォーム練習には十分ですが、将来的に記録向上を目指す場合、バーベル自体が成長の足かせになる可能性があります。

× 25.0 cm 未満
バンパープレートを複数装着することを想定しておらず、ウェイトリフティングの基本的なトレーニングには不向きです。

シャフト直径

◎ 25 mm
女子用ウエイトリフティングバーのIWF公式ルールです。男性より小さい手に合わせて設計されており、スナッチやクリーンで必須の「フックグリップ」を確実に行うための最適な太さです。

○ 28 mm
男子用の太さです。女性が使用するには太すぎてフックグリップが困難になり、パフォーマンスが著しく低下します。

△ 28.5 mm
汎用バーの太さであり、女性のクイックリフトには適していません。

× >29 mm
パワーリフティング用の太さであり、ウエイトリフティングには絶対に使用すべきではありません。

引張強度 (PSI)

◎ 190-220 k
バーの耐久性を示す数値です。高すぎると硬くなり「しなり」が失われるため、高重量に耐える強度としなやかさ(弾性)のバランスが取れたこの範囲が最適です。

○ 160-189 k / >220 k
160-189k
は耐久性や反発が物足りなくなる可能性があります。220k超は硬すぎる傾向があり、ウエイトリフティングの動作には不向きです。

△ 140-159 k
耐久性に不安があり、高重量での使用には適していません。

× <140 k
簡単に曲がってしまうため、高重量を扱うトレーニングには不適合です。

ローレット強度

◎ ミディアム/競技用アグレッシブ
ミディアム
は高頻度の練習に、競技用アグレッシブは大会本番に、それぞれ最適化されたグリップ。どちらも目的に対する最良の選択肢です。

○ ミディアムライト
グリップがややマイルドになります。手の保護という点では優れていますが、しっかりしたグリップを好む選手には物足りない場合があります。

△ ライト/パワーリフティング用アグレッシブ
ライト
はグリップが弱すぎです。パワーリフティング用アグレッシブは、静的な挙動でバーを固定するためのものであり、手の中で滑らせる動きを含むウェイトリフティングには全く不向きです。

× パッシブ/滑る
グリップがほとんど効かず、高重量を扱うのは危険です。

撓りやすさ

◎ 3項目全て適合
ウエイトリフティングにおいて、シャフトの「しなり(ウィップ)」は、挙上を成功に導くツールとして機能します。しなったバーが元に戻る弾性エネルギーを利用することで、より効率的に高重量をコントロールできます。この評価は、理想的なしなりを生む3つの基準(スリーブ間距離131cm、直径25mm、硬さ190-215k PSI)を全て満たしていることを示します。

○ 2項目適合
3つの主要スペックのうち2つを満たしており、非常に高品質ですが、いずれかの点で競技基準からわずかに外れるため、理想的な「しなり」からは少し劣る可能性があります。

△ 1項目適合
3つの主要スペックのうち1つしか満たしておらず、ウエイトリフティングに求められる特徴的な「しなり」は期待できません。

× 適合なし
ウエイトリフティングに求められる「しなり」のスペックを何一つ満たしていないため、不適合です。
**※注意:**この評価は公表スペックに基づく推定です。実際の「しなり」は、鋼材の種類や熱処理に大きく左右されるため、レビュー等も参考にすることを強く推奨します。

⚠️この評価は公表スペックに基づく推定です。実際の「撓り」は、鋼材の種類や熱処理に大きく左右されるため、レビュー等も参考にすることを強く推奨します。

センターローレット

◎ 無 (IWF規格
IWF(国際ウエイトリフティング連盟)の女子公式規格
。クリーン動作でバーが首や鎖骨に触れる際、皮膚を傷つけることがなく安全かつ快適。痛みや不快感なくパフォーマンスに集中できるため、ウェイトリフティング用として唯一の正しい仕様です。

△ 有(パッシブ)
男子用の規格で女子用としては公式規格外の仕様
。非常に弱い(パッシブな)ローレットが施されているバー。クリーン時に首元で摩擦は生じますが、強い痛みや怪我のリスクは低いです。ただし、不快感は残り、専用品ではないため積極的には推奨されません。

× 有 (アグレッシブ)
パワーリフティング用の仕様であり、完全に不適合
。クリーン時に首や鎖骨を傷つける危険性が非常に高く、痛みによって正しいフォームの習得が著しく妨げられます。

なぜ男子にはセンターローレット(パッシブ)が標準で女子では規格外なの

これは男女の平均的な骨格の違いと、クリーンという種目の特性を考慮した結果、安全性と快適性を優先した設計思想に基づいています。

理由1:クリーン動作における身体への影響の違い

これが最も大きな理由です。

  • 女子選手の場合:
    女性は男性に比べて肩幅が狭く、首から鎖骨にかけてのラインが華奢な傾向にあります。そのため、クリーンでバーをキャッチした際に、バーの中央部分が喉や鎖骨に直接、強く接触しやすいという特徴があります。
    もしここにセンターローレットがあれば、キャッチのたびに皮膚を削ったり、強い痛みを感じたりすることになり、怪我のリスクが非常に高まります。これでは質の高いトレーニングを続けることができません。
  • 男子選手の場合:
    男性は肩幅が広く、僧帽筋や三角筋といった筋肉がより発達しています。そのため、クリーンでバーをキャッチすると、筋肉でできた「棚(シェルフ)」にバーが乗る形になり、喉や鎖骨といった敏感な部分にバーが直接当たりにくいです。
    男子用バーのセンターローレットは意図的に弱め(パッシブ)に作られており、この構造であれば、クリーン時の身体へのダメージは最小限に抑えられます。

理由2:ジャークとスクワットにおける必要性の違い

では、なぜ男子バーにはそもそもセンターローレットが必要なのでしょうか。

女子選手の場合:
女子選手ももちろん高重量を扱いますが、男子選手が扱うほどの絶対重量にはなりません。そのため、バーが滑る力も相対的に小さく、センターローレットが無くても、チョーク(滑り止め)などで十分に対応可能です。
設計上、「クリーン時の安全性と快適性を損なう」という大きなデメリットに比べて、「スクワット時の安定性を少し向上させる」というメリットが小さいと判断されています。

男子選手の場合:
ジャークのラックポジション(構え)や、補強種目であるスクワットを行う際、特に高重量になると、バーが汗で滑りやすくなります。このとき、弱いセンターローレットがシングレット(競技着)や肌にわずかに引っかかることで、バーのズレを防ぎ、安定感を向上させるというメリットがあります。男子選手が扱う絶対重量は非常に重いため、このわずかな安定性がパフォーマンスに繋がります。

91cmグリップマーク

◎ 有 (IWF規格)
ウエイトリフティングの国際規格(IWF)で定められた91cm間隔のグリップマークです。競技や正しいフォームの習得に不可欠です。

× 無 (81cmのみ)
パワーリフティング用の81cmマークしかないバーは、ウエイトリフティングの正しい手幅設定ができず、不適合となります。

回転機構

◎ ニードルベアリング
ウエイトリフティングにおける最重要項目です。スナッチやクリーンでバーを返す際、スリーブが滑らかに高速回転することで手首や肘への負担を無くし、スムーズなキャッチを可能にします。摩擦が極めて少ないため最高の評価となります。

○ ベアリング&ブッシング複合
非常に優れた回転性能を持ちますが、最高級のフルニードルベアリングほどの究極のスムーズさには一歩及ばない場合があります。

△ ブッシングのみ
パワーリフティングで一般的な機構です。回転性能で劣るため、高重量のキャッチで手首への負担が大きくなり、ウエイトリフティングへの適性は高くありません。

× 回転不良/無し
論外であり、極めて危険です。回転しないバーでクイックリフトを行うと、ほぼ確実に手首や肘を深刻に傷つけます。

この製品がハマる人・ハマらない人

ハマる人


  • クロスフィット等、多様なトレーニングを一本でこなしたい方
  • 品質と耐久性を最優先し、長く使える最高の一本を求める方
  • 女性や手の小さいアスリートで、フィットするバーを探している方
  • 高回数のトレーニングが多く、手のひらへの負担を軽減したい方
  • 「ELEIKOフィーリング」と呼ばれる独特のしなやかさを体感したい方

注意が必要な人


  • とにかく初期投資を抑え、安価なバーベルを探している方
  • パワーリフティング専用の、より太くしなりにくくグリップの強いバーを求める方
  • オリンピックウェイトリフティング競技専門で、専用バーを求める方
  • ローレット(刻み)が鋭く、攻撃的なグリップ感を好む方
  • クイックリフトかスローリフトか使用用途がはっきりしている人

お願い〜


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また「こういう情報があった方が良い」「この器具がおすすめ」等情報提供していただけると嬉しいです。

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