本格的ホームジム【ラック・ベンチ・バーベル・ダンベル】
本格的ホームジムの概要
導入する器具 | ラック(パワーラックorハーフラックorスクワットスタンドorコンボラック) ベンチ(フラットorアジャスタブル) バーベル(オリンピックシャフト+プレート) ダンベル(可変式) |
できるトレーニング | BIG3(スクワット・ベンチプレス・デッドリフト) 各種バーベル種目 各種ダンベル種目 自重トレーニング |
部屋の構造 | 階数:1階が望ましい 広さ:最低5.25~6畳以上 天井:普通の高さでも良いがラックによっては高めが望ましい |
床の補強 | 土間コンクリート:マット1層 フローリングなど:マット+合板+マットorカーペットの3層構造 |
費用 | 数十万円程度 |
特徴
本格的ホームジムでおすすめしたいのは、ラック、ベンチ、バーベル、ダンベルの構成です。
この構成では器具の重量がかなり重くなるため、床の補強が必要となるケースが多くなります。
それでもBIG3(スクワット・ベンチプレス・デッドリフト)等のバーベル種目を筆頭にほとんどの筋トレ種目が可能となりトレーニング環境としては理想的です。
本格的ホームジムが適している人
簡易的ホームジムでは物足りなくなった人
ダンベル・ベンチ・チンニングスタンドだけの簡易的ホームジムを作ってトレーニングを始めたはよいものの、
負荷が足りなくて物足りなくなってきた
ダンベルトレーニングに飽きてきた
という人には本格的ホームジムがおすすめです。
簡易的ホームジムから本格的ホームジムへの移行は環境さえ整っていれば簡単です。
床の補強を行い、器具を買い足すだけです。
もちろん今まで使用していた器具はそのまま使用できます。
本気でガッツリ筋トレに取り組みたい人
筋トレが好きで本気で取り組みたいという人には本格的ホームジムがおすすめです。
本気で効率よくガッツリ筋トレの成果を出したければバーベル種目が行えるに越したことはありません。
バーベル種目はBIG3のように全身を強く刺激できる種目が多いので、是非とも取り入れたいところです。
ダンベルや自重トレーニングだけではいつか必ず物足りなくなるはずです。
BIG3をやりたい人
BIG3(スクワット・ベンチプレス・デッドリフト)をやりたいという人は本格的ホームジムがおすすめです。
日本ではスポーツクラブやフィットネスジムでもBIG3が行えないところが多い現状があります。
もしもBIG3をやりたければ、ホームジムを作ってしまった方が手っ取り早かったりします。
本格的ホームジムのメリット・デメリット
メリット
ほとんどの筋トレ種目ができる
本格的ホームジムではバーベル種目・ダンベル種目・自重トレーニングなどほとんどのトレーニングが可能となります。
多くの人は十分満足いくトレーニングができるでしょう。
全身を効率よくトレーニングしやすい
本格的ホームジムではバーベルを使用します。
バーベル種目は、ダンベル種目と比較し重量も扱えますし、全身を使用する種目も多いので効率よくトレーニングすることが可能です。
デメリット
環境を選ぶ
本格的ホームジムは使用する器具の重さや、トレーニング内容にもよりますがかなり環境を選びます。
特に床の強度や防音・防振性能によっては諦めない場合も多いでしょう。
費用が掛かる
本格的ホームジムは、ラック、ベンチ、バーベル、ダンベルに加え、床の補強も必要になるのでかなりの費用が掛かってしまいます。
少なく見積もっても20万円~40万円以上は覚悟しておいた方が良いでしょう。
本格的ホームジムの作り方
部屋の選び方 | 一戸建てで1階土間コンクリートの部屋が理想 土間コンクリートでない場合は床の補強が必要 賃貸の場合は事前に管理会社・大家さんの同意を得る |
床の補強 | 土間コンクリート:マット1層構造 フローリング等:マット・合板・マットorカーペットの3層構造 |
器具の選び方 | ラック:パワーラックorハーフラックorスクワットスタンドorコンボラック(目的に応じて選ぶ) ベンチ:ベンチプレスを重視するならフラットベンチ、種目数を多くしたければインクラインベンチ バーベル:オリンピックシャフト プレート:静音性を考慮するならバンパープレート ダンベル:できれば可変式 |
部屋の選び方
本格的ホームジムの場合は一戸建てで1階土間コンクリートの部屋が理想です。
これであれば大きなトラブルもほとんど避けられますし、床の補強も最低限で済みます。
フローリングなどの場合は床の強度に合わせ補強が必要になるでしょう。
また、賃貸の場合は事前に管理会社や大家さんに説明し、承諾を得ておくべきです。
【STEP3】ホームジムに適した部屋の構造・チェックリスト【広さ・床の強度・設備】
床の補強
土間コンクリートの場合は強度は十分なので、コンクリートの割れ防止・防振・防音用にマット1層構造で良いでしょう。
フローリングなどの場合は床の底抜け防止・防音・防振用にマット・合板・マットorカーペットの3層構造の補強が望ましいです。
器具の選び方
トレーニングラック
ラックがあることで、ベンチプレスやスクワットが可能となります。
ラックにはパワーラック、ハーフラック、スクワットスタンド、コンボラックがあります。
何を重視するかでどれを選択するかも変わるでしょう。
安全性や安定性をより重視するならパワーラック、省スペース性を重視するならハーフラックやスクワットスタンド、パワーリフターで大会に近い環境を重視するならコンボラックが良いでしょう。
あとは予算との兼ね合いです。
具体的な選び方は下記の記事で解説しています。
ベンチ
ベンチはフラットベンチとアジャスタブルベンチがあります。
府屋の広さと予算に余裕があればどちらも用意しても構いません。
余裕がないという人は、何を重視するかによって決めます。
ベンチプレスを重視するならフラットベンチ、トレーニング種目の幅広さを重視するならインクラインベンチが良いでしょう。
バーベル
バーベルはラックに合わせて購入しなければなりません。
ラックの幅に合わないバーベルだと使用できないので注意です。
基本的にはオリンピックシャフトを選べば問題ないでしょう。
※ただし狭い部屋だとウエイトプレート付け替え用のスペースが狭くなり大変です
バーベルは一見ただの鉄の棒に見えますが、実際は滑り止め機能や回転機構、撓りにくさ等多くの差があります。
特に実際に身体に触れるものなので慎重に選ぶようにしたいです。
細かい選び方については以下の記事を参考にしてみて下さい。
ウエイトプレート
ポイントは重量誤差と厚さ・材質です。
できるだけ重量誤差が少なく、厚さが薄く、ゴムに覆われたものを選ぶことをおすすめします。
ちなみにウエイトプレートはレベルアップに応じて後から少しずつ買い足していっても構いません。
詳しい選び方については下記の記事を参考にしてみて下さい。
ダンベル
ダンベルは可変式のものをおすすめします。
理由はプレート付け替えの金属音が少ないのと、重量の変更が簡単だからです。
可変式ダンベルはどれも高価で数万円はしますが、それだけの価値はあります。
ホームジムにとってスペースを取らないのと、静かに重量変更できるのはかなりのメリットといえます。
具体的なダンベルの選び方は下記の記事を参考にしてみて下さい。
まとめ
本格的ホームジムは器具も大型かつ重量も重くなるため、しっかりと環境・予算が整っていないと作成が難しいです。
しかしそれぞれの問題をクリアし、ホームジムを作ることができればジムさながらの本格的なトレーニングができます。
しかもジムでトレーニングするよりもストレスなくできるのでとても快適になります。
筋トレが好きな人はぜひチャレンジしてみて下さい。
FAQ
- 自分にはジム通いとホームジムどちらが合っているか考える
- ホームジムを作る上での注意事項を確認する
- 部屋がホームジムに適した構造・環境か確認する
- どのようなホームジムを作るか考える
- ホームジムのレイアウトを考える
- 簡易的ホームジム
- 本格的ホーム ☜当ページ
- 器具を選定する
- 必要に応じて床の補強を行う
- 器具を設置する
- 完成
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