リフティングシューズ【効果・種類・使用方法・選び方・おすすめ商品】
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リフティングシューズの基本情報
リフティングシューズとは
リフティングシューズは、ウエイトリフティングやウェイトトレーニングに特化したスポーツシューズです。適切なサポートと安定性を提供し、トレーニング中のパフォーマンスを向上させるために設計されています。
オリンピックウエイトリフティング競技やパワーリフティングの大会では、リフターたちはリフティングシューズを使用しています。これは、高重量のバーベルスクワットなどの動作を安全かつ効果的に行うためです。
リフティングシューズの特徴
リフティングシューズは、硬いソール、高いヒール、ストラップなどの特徴を持っており、主にスクワット動作のパフォーマンス向上に寄与します。
リフティングシューズの硬いソールは、力を効率的に伝えることができます。また、高いヒールはスクワット時の可動域を広げ、より深いスクワットが可能になります。さらに、ストラップは足首の安定性を高め、安全性を向上させます。
プロのウェイトリフターやパワーリフターたちは、リフティングシューズを使用することで、スクワットやクリーン&ジャーク、スナッチなどのウエイトリフティング動作の正確性とパフォーマンスを向上させているのです。
リフティングシューズのメリットとデメリット
リフティングシューズのメリット
パフォーマンス向上
リフティングシューズは、高いヒールと硬いソールにより、リフティングのパフォーマンスが向上します。これにより、筋力トレーニングの効果が最大限に引き出されます。
安定性の向上
リフティングシューズは硬くクッション性がありませんが、それにより足部の安定性が高まり、バランスを保ちやすくなります。これにより、トレーニング時の安全性が向上し、怪我のリスクが低減されます。
通常のクッション性が高いスポーツシューズはウェイトトレーニングに適しません。
ソールが柔らかいと、高重量を扱う際にソールが潰れてぐにゃぐにゃしてしまい安定性が悪くなってしまい危険です。
正確なフォームの維持
高いヒールがスクワット時の可動域を広げ、より深いスクワットが可能になります。これにより、正確なフォームが維持され、効果的なトレーニングが実現されます。
足首や膝への負担軽減
リフティングシューズは、適切なサポートを提供し、足首や膝への負担を軽減します。これにより、長期的に関節の健康が保たれます。
力の伝達効率向上
硬いソールが力を効率的に伝えることができ、トレーニング時の力の無駄が減ります。これにより、より効果的な筋力トレーニングが可能になります。
リフティングシューズのデメリット
価格が高い
リフティングシューズは一般的なスポーツシューズに比べて価格が高く、購入費用が負担となることがあります。
ウェイトトレーニングは他のスポーツと比較すると、シューズに掛かる負担は大きくないため、シューズ自体はかなり長持ちします。
ただ初期費用としては高くなりますし、気軽に買い替えられるような価格でもありません。
限定的な用途
リフティングシューズは、ウエイトリフティングやスクワットなどの特定のエクササイズに特化しているため、他のトレーニングや日常生活での使用には向いていません。
ただしスクワットなどのウェイトトレーニングの中でも特に効果的なトレーニングを健康的に行えると考えると、無駄ではありません。
適切なサイズやタイプの選定が難しい
リフティングシューズの適切なサイズやタイプを見つけることは、個々の足の形やトレーニングスタイルによって異なります。そのため、最適なリフティングシューズを見つけることが難しい場合があります。
リフティングシューズを取り扱っているスポーツ用品店がほとんどない
リフティングシューズを普通のスポーツ用品店で目にすることはかなり稀です。大きなスポーツ用品店でも滅多に目にすることはありません。そのため中々試着をする機会が得られません。
以上の利点と欠点を踏まえた上で、自分のトレーニング目的や予算に合ったリフティングシューズを選ぶことが重要です。また、適切なサイズやタイプを見つけるためには、専門家のアドバイスや試着を行うことがおすすめです。
リフティングシューズの選び方
リフティングシューズの選び方
目的に合ったシューズを選ぶ
リフティングシューズは、ウェイトリフティング、パワーリフティング、クロスフィットなど、異なるトレーニング目的に合わせたデザインがあります。自分のトレーニング目的に合ったシューズを選ぶことが重要です。
自分の足幅やつま先の形状に合ったシューズを選ぶ
足幅やつま先の形状は人種や人によって異なります。
それを考慮せずにデザインやブランドの好みだけでシューズを選んでしまうと、足部の痛みに繋がったり、使いにくかったりということが起こる可能性があるので注意しましょう。
つま先の形状の違いについて
つま先の形状は人それぞれ異なりますが、一般的に以下のような種類と特徴があります。
- ギリシャ型(モルタン型)
- 特徴: 第1趾(親指)よりも第2趾(人差し指)が長い形状。
- ギリシャの彫刻や絵画に描かれる足の形状がこのタイプであることから名付けられました。
- エジプト型
- 特徴: 親指が最も長く、趾が徐々に短くなっていく形状。
- エジプトの壁画や彫刻に描かれる足の形状がこのタイプであることから名付けられました。
- ローマ型
- 特徴: 第1趾(親指)と第2趾(人差し指)がほぼ同じ長さで、他の趾も比較的均等な長さを持つ形状。
- 古代ローマの彫刻や絵画に描かれる足の形状がこのタイプであることから名付けられました。
- シャワリング型
- 特徴: 第1趾(親指)が最も長く、第2趾がそれに続き、第3趾以降は急激に短くなっていく形状。
- 平坦型
- 特徴: すべての趾がほぼ同じ長さで、平らな形状をしている。
人の足の形状は遺伝や環境、靴の影響など様々な要因によって形成されます。足の形状によって適切な靴の選び方や、足のトラブルに対する対策が異なることがあるため、自分の足の形状を理解することは大切です。
適切なヒールの高さを選ぶ
リフティングシューズはそれぞれヒールの高さが異なります。ヒールの高さは、スクワットやクリーン&ジャークなどのしゃがむ動作を安定させる役割がありますが、個々の身体やトレーニングスタイルによって適切な高さが異なります。
一般的には、ウェイトリフティング用には高いヒールが、パワーリフティング用には低いヒールが適していますが骨格による影響も大きいです。
正確なサイズを選ぶ
リフティングシューズは、足にフィットすることが重要です。適切なサイズのシューズを選ぶことで、安定性やサポート力が向上し、怪我のリスクが減ります。試着を行い、歩行やスクワットなどの動作を試して確認しましょう。
わずかなサイズのズレであっても、高重量を扱う際には強い力が掛かりシューズの中で足がズレる可能性もあるので注意しましょう。
素材と耐久性をチェックする
リフティングシューズの素材と耐久性も重要な選定基準です。通気性の良い素材や、繰り返しのトレーニングに耐える強度があることが望ましいです。また、靴底が滑りにくい素材であることも重要です。
予算を考慮する
リフティングシューズには、様々な価格帯のものがあります。自分の予算に合ったシューズを選ぶことも大切ですが、安価なものは品質や機能が劣ることがあるため、バランスを見極めることが重要です。
自分に合ったインソールを準備する
リフティングシューズのヒールの高さやつま先の形状などが合っていても、インソールはイマイチということがあります。
そういった場合は別途インソールも購入して取り替えるのもおすすめです。よりフィット感・サポート感が増すはずです。
インソールについてはスポーツ店などで試着できることが多いです。
また値段は張りますが、専門家に作成してもらうという手段もあります。
これらのポイントを踏まえ、自分に最適なリフティングシューズを選びましょう。必要に応じて、専門家のアドバイスを受けることもおすすめです。
リフティングシューズの使用方法・注意点・お手入れ方法
リフティングシューズを正しく使用し、長く快適に履くためには、適切な使用方法や注意点、お手入れ方法が重要です。以下のポイントに注意して、リフティングシューズを大切に使いましょう。
使用方法
シューズを適切に締める
靴紐やストラップを適切に締めることで、足とシューズの一体感を高め、安定性を向上させます。締めすぎると、足の痛みや不快感を引き起こすことがあるため、適度な締め付け具合を心掛けましょう。
シューズを履いた状態でもウォームアップを行う
トレーニングを始める前に必ずウォームアップを行いましょう。シューズを履いた状態で、正しいフォームを練習することでリフティングシューズが適切に機能し、怪我のリスクを減らすことができます。
トレーニング中の感覚に注意する
リフティングシューズを使用してトレーニング中、足の感覚に注意を払いましょう。痛みや不快感がある場合は、シューズのサイズや締め付け具合を再確認し、必要であれば調整してください。
注意点
トレーニング以外での使用を避ける
リフティングシューズは、ウェイトリフティングやスクワットなどのトレーニングに特化した設計です。日常生活やランニングなどで使用すると、シューズが磨り減ったり、足に負担がかかることがあります。
慣れるまで時間をかける
リフティングシューズには、独特の構造や厚みがあります。最初は、軽いウェイトでトレーニングを行い、シューズに慣れることが大切です。
踵を潰さない
リフティングシューズはとても高価で手軽に買い替えられるようなものではありません。
長持ちさせるためにも踵を潰さず大切に使用するようにしましょう。
お手入れ方法
乾燥した場所で保管
リフティングシューズは、湿気を避けて風通しの良い場所で保管しましょう。湿気がこもると、シューズが劣化したり、臭いが発生することがあります。
定期的な清掃
シューズの外側は、汚れがある場合は柔らかい布で拭き取り、中敷きやインソールは取り外して洗うことができます。定期的に清掃を行い、清潔な状態を保ちましょう。
消臭・除菌スプレーの使用
シューズの中には、消臭・除菌スプレーを使用して、臭いや細菌の繁殖を抑えることができます。適度にスプレーを行い、快適な使用感を保ちましょう。
ソールの摩耗に注意
リフティングシューズのソールは、使用によって徐々に摩耗します。摩耗が進むと、グリップ力が低下し、安定性が損なわれることがあります。定期的にソールの状態を確認し、必要であれば新しいシューズに買い替えましょう。
靴紐やストラップの状態を確認
靴紐やストラップが緩んだり、破損したりすると、足のフィット感が損なわれます。定期的に状態を確認し、必要に応じて交換しましょう。
これらの使用方法、注意点、お手入れ方法を守ることで、リフティングシューズを長持ちさせ、快適なトレーニングを継続することができます。リフティングシューズは、パフォーマンス向上や怪我の予防に役立つため、適切に使用し、メンテナンスを行いましょう。
おすすめのリフティングシューズと購入方法
アシックス ウェイトリフティングシューズ
製造国 | 日本 |
サイズ | 23〜28cm |
幅 | 2E |
ヒールの高さ | 4.5cm |
ソールの厚さ | 1.5cm |
アッパー素材 | 天然皮革・人工皮革(合成皮革)※スエードレザー |
アウター素材 | ゴム底 |
ストラップ | なし |
カラー | ブルー×ホワイト ホワイト×ブラック レッド×ホワイト |
メイドインジャパンのリフティングシューズです。
昔からウェイトリフターやパワーリフターでも使用している選手がとても多い人気のシューズです。
asics製なので多くの日本人の足に合う形状となっています。
ナイキやアディダス、リーボックなどからも多くのカッコいいリフティングシューズが販売されていますが、いまいち足にフィットしないと感じる場合はこちらがベストなシューズになる可能性があります。
ちなみにAmazonプライム会員であれば、こちらのasicsリフティングシューズを7日間の無料試着がで着るので失敗しないよう絶対に試着をおすすめします。
まとめ
本記事では、リフティングシューズについて詳しく解説しました。リフティングシューズは、ウェイトリフティングやスクワットなどのトレーニングを効果的にサポートするための特別なシューズです。適切なサイズと形状を選び、正しい使用方法を実践することで、パフォーマンスの向上や怪我のリスク軽減に役立ちます。
リフティングシューズの選び方については、サイズや形状、素材、機能性を考慮し、自分のニーズに合ったものを選ぶことが重要です。また、足の形状やつま先の形も考慮することで、最適なフィット感を得られます。
使用方法に関しては、適切なサイズを選び、シューズの着用方法を理解し、ウォームアップや適切な締め付け具合を心掛けることが大切です。また、リフティングシューズの適用範囲を理解し、適切なトレーニングに使用することが必要です。
リフティングシューズを選び、正しく使用することで、ウェイトリフティングやスクワットなどのトレーニングをより効果的かつ安全に行うことができます。これらのポイントを参考に、自分に適したリフティングシューズを選び、トレーニングの質を向上させましょう。
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