簡易的ホームジム【ダンベル・ベンチ・チンニングスタンド】
簡易的ホームジムの概要
導入する器具 | (アジャスタブル)ベンチ ダンベル チンニングスタンド |
できるトレーニング | 各種ダンベル種目 自重トレーニング チンニング ディップスなど |
部屋の構造 | 階数:2階以上でも可 広さ:目的によるが狭くても可 天井:普通の高さでも可 |
床の補強 | 床の傷防止用マットやヨガマットなど |
費用 | 数万円程度 |
特徴
簡易的ホームジムでおすすめなのはベンチとダンベル、チンニングスタンドの構成です。
省スペースでも作成可能ですし、器具の重量もそこまで重くならないので環境的な制約もほぼ無いといえます。
ある程度筋トレに熟練している人であればダンベルとベンチだけでもかなり身体を鍛えることができるはずです。
簡易的ホームジムが適している人
運動不足解消程度に筋トレを始めたい人
筋トレは好きだけどそこまで本格的なホームジムは求めていいない
とりあえず少し筋トレができればいいから簡易的なホームジムでいい
少し自重トレーニングにも慣れてきたから器具を使ったトレーニングも始めてみようかな
といった人には簡易的ホームジムがおすすめです。
本格的なホームジムでなくても十分ニーズに合っている可能性が高いです。
環境面・予算面で制約のある人
本格的なホームジムが作りたいけど、環境面や予算面で厳しい
という人にも簡易的なホームジムがおすすめです。
簡易的ホームジムで購入するダンベルやベンチなどは、今後本格的なホームジムを作る環境が整ったときでも決して邪魔になりません。
環境面・予算面の問題がクリアされれば簡易的なホームジムから本格的なホームジムにアップデートすることは簡単です。新しく器具を買い足したり床を補強するだけですから。
とりあえず本格的なホームジムを作れる環境・資金が準備できるまでは簡易的ホームジムの構成で凌ぐか、ジムに通うことで凌ぎましょう。
引っ越しが多い人
あんまり大きい器具を置いても引っ越しのときに大変なんだよな
転勤や引っ越しが多いという人は、無理に本格的なホームジムを作ってしまうと引っ越しがとても大変です。
パワーラックやバーベルなどの大きく重量もある器具を分解して引っ越すのは重労働になりますし、費用も掛かります。
そういった場合は、住居が落ち着くまでの間は簡易的なホームジムで我慢しても良いと思います。
簡易的ホームジムのメリット・デメリット
メリット
省スペースで実現可能
簡易的ホームジムはベンチ・ダンベル・チンニングスタンドの構成なので非常にコンパクトです。
ちょっとしたスペースがあれば設置可能なので、部屋を丸々一室使ってしまうこともありません。
また部屋の広さにもよりますが使用しないときは、まとめて脇に寄せておけば邪魔になりにくいです。
ホームジムを作る上で部屋の広さがネックになっている人は多いと思いますが、ライト層向けのホームジムであれば問題ありません。
部屋の環境に左右されにくい
簡易的ホームジムでは器具の重量もたかが知れています。
そのためまず床の補強も必要になりません。
2階以上の部屋でも問題ありませんし、木造でも大丈夫です。
傷防止と防音用のマットを敷くだけでどこでも作れるでしょう。
リーズナブル
導入する器具が少ない分、費用もそこまで掛かりません。
ある程度しっかりしたもので揃えても10万円を超えることは少ないでしょう。
せいぜい数万円程度です。
工夫次第で全身をしっかりトレーニングできる
簡易的ホームジムというと、
大したトレーニングができないんじゃないか?
と不安になる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
トレーニングに熟練してくればダンベル・ベンチ・チンニングスタンドだけでもかなりしっかりと全身をトレーニングできます。
デメリット
使用重量が軽くなりがち
簡易的ホームジムではダンベルや自重が主な負荷になります。
そうなるとどうしても負荷が不足してくるはずです。
もちろんダンベルにはかなり重いものまでありますが、流石にジムにあるようなレベルの50kg超のダンベルを用意するのは難しいでしょう。
ただし40kg程度であればホームジムでも用意可能です。
多くの人はダンベルで片側40kgも負荷があればしばらくは負荷が足りないということはないはずです。
ダンベルを使いこなすスキルが必要
簡易的ホームジムではダンベルを使用したトレーニングが中心になると思います。
マシンやバーベルと比較するとダンベルは動きの自由度が高いため、創意工夫することによってかなり多くの種目ができますし、全身を刺激できます。
しかしその一方で、自由度が高い分、フォームの修得が意外と難しいです。
ダンベルのトレーニングに慣れていないという人はまずはフォームの修得が重要になるでしょう。
簡易的ホームジムの作り方
部屋の選び方 | 自由 ※ただし壁が薄いと音がうるさいので注意 |
床の補強 | 傷防止や防音用にマットを敷くのが好ましい |
器具の選び方 | ダンベル:できれば可変式 ベンチ:種目数を多くしたければアジャスタブルベンチ チンニングスタンド:ディップスもできて安定感があるもの※天井の高さとの兼ね合いに注意 その他:セラバンド、ディッピングベルト、アブローラーなど |
部屋の選び方
簡易的ホームジムは基本的にほとんどの部屋で問題なく作れるはずです。
しかし、1点だけ注意点を挙げるとすれば、壁の厚さ(防音性能)です。
壁が薄いと、ダンベルなどの金属音などが周りの部屋まで響きます。
その場合気を付けてトレーニングしないとクレームが来るかもしれません。
周りの人の迷惑にならないか事前に確認しておくようにしましょう。
【STEP3】ホームジムに適した部屋の構造・チェックリスト【広さ・床の強度・設備】
床の補強
器具の重量は大した重さにならないので床の補強は基本的に必要にはならないでしょう。
※ただし超高重量のダンベルを使用した場合や、自体重がかなり重い場合、老朽化した物件の場合は除く
ただし、万が一ダンベルを落としたときにことを考え、傷防止・防音用のマットぐらいは敷いておくことをおすすめします。
器具の選定
ダンベル
ダンベルは可変式のものをおすすめします。
理由はプレート付け替えの金属音が少ないのと、重量の変更が簡単だからです。
可変式ダンベルはどれも高価で数万円はしますが、それだけの価値はあります。
ホームジムにとってスペースを取らないのと、静かに重量変更できるのはかなりのメリットといえます。
具体的なダンベルの選び方は下記の記事を参考にしてみて下さい。
ベンチ
ベンチはアジャスタブルベンチをおすすめします。
理由は、アジャスタブルベンチの方ができるトレーニング種目が多くなるからです。
簡易的なホームジムではただでさえ導入する器具も少なく、できるトレーニング種目も少なくなりがちです。
少しでもトレーニングの幅を広げたければアジャスタブルベンチを選ぶことをおすすめします。
具体的なベンチの選び方については下記の記事を参考にしてみて下さい。
チンニングスタンド
チンニングスタンドはディップスもできるものがおすすめです。
ディップスは上半身のスクワットともいわれる程優秀な種目なのでぜひ取り入れたいトレーニング種目です。
選定の際の注意点は、高さと安定性です。
高さが高過ぎると、チンニングで身体を引き上げたときに頭が天井にぶつかってしまうかもしれません。
安定性も重要です。
安くて強度の弱いものだと、トレーニングする度にグラグラ揺れたり、ギシギシ音が鳴ったりして集中できません。
その他
その他にも以下のものがあるとよりトレーニングの幅が広がります。
セラバンド
セラバンドはそれ自体を負荷としても使用できますし、補助としても使用できます。
例えばチンニングのときにバーに吊るして足に引っ掛けて使用すれば補助になります。
また負荷もバンドの硬さや持ち方によって変わってきます。
工夫次第で色々と使用できますし、小さいので邪魔にもなりません。
ディッピングベルト(荷重ベルト)
チンニングやディップスを行う際に、ダンベルやウエイトプレートを吊るして負荷を高めることができるベルトです。
負荷を高めて長期的にトレーニングの成果を出していきたければぜひ用意したいアイテムです。
「チンニングもディップスもまだ自重だけで精一杯」という人はすぐには必要ありません。
強くなり自重だけでは物足りなくなったときに購入すると良いでしょう。
アブローラー
腹筋の高負荷種目として人気のアブローラー。
価格も安く、大きさも小さく邪魔にならないので1つ持っておくと良いでしょう。
まとめ
簡易的ホームジムはダンベル・ベンチ・チンニングスタンドの簡単な構成になります。
しかしこれだけでも十分全身を鍛えることは可能です。
また、ホームジムを作る上での制約がほとんどなくハードルが低いのも魅力です。
本格的なホームジムを作ろうか迷っている人もまずは簡易的ホームジムから作ってみてもよいでしょう。
そして簡易的ホームジムでは物足りなくなってきたら、引っ越したり器具を買い足したりして本格的なホームジムへアップデートするのもおすすめです。
FAQ
- 自分にはジム通いとホームジムどちらが合っているか考える
- ホームジムを作る上での注意事項を確認する
- 部屋がホームジムに適した構造・環境か確認する
- どのようなホームジムを作るか考える
- ホームジムのレイアウトを考える
- 簡易的ホームジム ☜当ページ
- 本格的ホーム ☜次のステップ
- 器具を選定する
- 必要に応じて床の補強を行う
- 器具を設置する
- 完成
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