MBC POWER「ABSOLUTE POWERSパワーリフティングプレート」
総合評価
5

- IPF公認品レベルの高い精度を、求めやすい価格で実現。
- パワーリフターや本物志向の本格トレーニーへ。
- 薄型設計でより高重量を装着でき、限界を超える挑戦を後押し。
免責
- 本記事は公式サイトの情報と筆者の経験、知識を基に作成していますが、筆者自身による実機検証は行っておりません。数値・性能はあくまで参考値としてご覧ください。
- 製品の仕様・価格・在庫状況は掲載時点の情報であり、予告なく変更される場合があります。最新情報は必ずメーカー公式サイトをご確認ください。
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製品概要
「ABSOLUTE POWERS パワーリフティングプレート」は、競技練習や本格的なBIG3トレーニングに最適な、薄型・高精度のスチールプレートです。
IPF(国際パワーリフティング連盟)の公式認証は取得していませんが、公認品と同等の品質と±10g以内という高い重量精度を誇ります。
公認にかかるコストを省くことで、高品質ながらリーズナブルな価格が実現されています。
プレートが薄いため、より多くの重量をバーベルに装着可能で、自己ベスト更新を目指すトレーニーを力強くサポートします。
日本の著名な選手やジムオーナーが開発に携わっており、現場のニーズが反映された製品です。
スペック
名称 | 「ABSOLUTE POWERS パワーリフティングプレート」 |
---|---|
メーカー | MBC POWER |
種別 | スチールプレート |
用途 | パワーリフティング |
公認 | なし |
重量誤差 | 重量較正済 1.25kg~0.5kg:±5g以内 2.5kg~5kg:±10g以内 10kg~25kg:±0.1%以内 |
直径 | 0.5kg:13.7cm 1.25kg:15.7cm 2.5kg:19cm 5kg:22.5cm 10kg:29.5cm 15kg:38cm 20kg:45cm 25kg:45cm |
厚さ | 0.5kg:7mm 1.25kg:11mm 2.5kg:13mm 5kg:18mm 10kg:18mm 15kg:19mm 20kg:19mm 25kg:23mm |
カラー | 0.5kg:シルバー 1.25kg:シルバー 2.5kg:ブラック 5kg:ホワイト 10kg:グリーン 15kg:イエロー 20kg:ブルー 25kg:レッド |
価格(税込) ※2枚1セット | 0.5kg:7,100円 1.25kg:8,650円 2.5kg:4,800円 5kg:7,910円 10kg:13,110円 15kg:19,430円 20kg:26,220円 25kg:32,850円 |
スペック評価
項目 | スペック | 評価 |
---|---|---|
重量誤差 | 重量較正済 1.25kg~0.5kg:±5g以内 2.5kg~5kg:±10g以内 10kg~25kg:±0.1%以内 | |
直径(20kg以上) | 45cm | |
厚さ(25kg基準) | 23mm | |
グリップ(縁の形状) | リップあり |
評価ルール
推定満足度
: ≧90% のユーザーが満足
: 80–89 %
: 60–79 %
: 40–59 %
: < 40 %
項目 | |||||
---|---|---|---|---|---|
重量誤差 | キャリブレーション済み (±10g, 0.25%以内) | ±1%以内 | ±2%以内 | ±3-5% | 5%超/不明 |
直径 (20kg以上) | 450 mm (IPF規格準拠, 誤差±1mm) | 448-452 mm | 445-455 mm | 440-460 mm | 440mm未満/460mm超 |
厚さ (25kg基準) | 27 mm 以下 (競技用薄型) | 28 – 32 mm | 33 – 40 mm | 41 – 50 mm | 50 mm 超 |
グリッ (縁の形状) | 明確な縁(リップ)有り (非常に持ちやすい) | わずかな縁有り | 完全にフラット | – | 形状が不均一 |
スチールプレートは、主にパワーリフティング競技や、それに準じた本格的なトレーニングで使用される、極めて専門性の高い器具です。そのため、その評価は**「いかに多くの重量を、正確に、そして安全・快適にバーベルへ装着できるか」**という点に集約されます。
重量誤差
プレートの重量誤差は、トレーニングの**「正確性」「安全性」「公平性」**を左右する最も基本的な品質指標です。表示された重量と実際の重量が一致しているほど、質の高いトレーニングが可能になります。
- ★★★★★ (キャリブレーション済み): 競技の公平性を担保するための最高基準です。バーベルの左右の重量が完璧に均一になるため、フォームの崩れを防ぎ、怪我のリスクを最小限に抑えます。また、自己ベストの記録が、誰にとっても正当な「数値」であることを保証します。
- ★☆☆☆☆ (5%超/不明): 誤差が5%にもなると、20kgのプレートで±1kgもの差が生じる可能性があります。これはトレーニングの正確性を著しく損ない、左右のアンバランスから怪我につながる危険性も高まるため、本格的なトレーニングには不向きです。
直径 (20kg以上)
プレートの直径は、特にデッドリフトの引き始めの高さを決定づける、極めて重要な要素です。IPF(国際パワーリフティング連盟)の公式ルールでは、この直径を450mmと厳密に定めており、全ての選手が同じ条件で競技を行う基準となっています。
- ★★★★★ (450 mm): 公式ルールと全く同じ高さからバーベルを引くことができるため、競技本番への最も正確なシミュレーションが可能です。競技志向のリフターにとっては、これ以外の選択肢は考えにくいでしょう。
- ★☆☆☆☆ (440mm未満/460mm超): 直径が450mmから大きく外れると、それはもはや通常のデッドリフトではなく、 déficit deadlift( déficit: 不足)や block pull(ブロックからの引き)のような、異なる種目になってしまいます。トレーニングの目的が変わってしまうため、パワーリフティング用としては不適合と評価されます。
厚さ (25kg基準)
「薄さ」こそ、スチールプレートが他のプレートと一線を画す最大の存在価値です。 パワーリフティングのトップ選手は、300kg、400kgといった超高重量を扱います。バーベルのスリーブ(プレートを装着する部分)の限られたスペースに、その重量を収めるためには、プレート1枚1枚が可能な限り薄くある必要があります。また、薄くなることでプレートがバーベル中央に寄るため物理的にバーベルを撓らせにくくなります。
- ★★★★★ (27 mm 以下): IPF認定品などに見られる、競技用の薄さです。このレベルであれば、現在の人類が扱うほぼ全ての重量をバーベルに装着することが可能です。
- ★☆☆☆☆ (50 mm 超): 25kgでこの厚みになると、一般的なバンパープレートと変わらなくなります。高重量を扱う際にスリーブがすぐに埋まってしまい、「薄さ」というスチールプレート最大のメリットが失われているため、最低評価となります。
グリップ (縁の形状)
グリップ、すなわちプレートの縁(ふち)の形状は、日々のトレーニングにおける**「扱いやすさ」と「安全性」**に直結する、重要な快適性の指標です。プレートはトレーニングの度に何度も持ち運び、付け外しを行うため、この部分のデザインが優れていると、トレーニング全体のストレスが大きく軽減されます。
- ★★★★★ (明確な縁(リップ)有り): プレートが床に平置きされていても、縁の盛り上がり(リップ)のおかげで指を差し込む隙間ができます。これにより、非常に簡単かつ安全にプレートを持ち上げることができます。ユーザーへの配慮が行き届いた、最高品質の設計です。
- ★★★☆☆ (完全にフラット): 床との間に隙間がなく、持ち上げるのに手間がかかります。特に最後の1枚を持ち上げる際はストレスを感じやすく、指を痛めるリスクもあります。
- ★☆☆☆☆ (形状が不均一): これは製造品質そのものに問題があることを示唆しており、論外です。
パワーリフティング適合性
項目 | スペック | 判定 |
---|---|---|
重量誤差 | 重量較正済 1.25kg~0.5kg:±5g以内 2.5kg~5kg:±10g以内 10kg~25kg:±0.1%以内 | ◎ |
直径(20kg以上) | 45cm | ◎ |
厚さ | 25kg:23mm 20kg:19mm | ◎ |
判定ルール
項目 | ◎ | ◯ | △ | × |
---|---|---|---|---|
重量誤差 | IPF認定/キャリブレーション済 (誤差±0.25% or 10g) | 誤差1%未満 | 誤差2-3% | 誤差3%超/不明 |
直径 (20kg以上) | 450 mm (IPF公式規格) | ほぼ450mm (±2mm) | 450mmに近いが不揃い | 445mm未満/455mm超 (デッドリフトの高さに影響) |
厚さ | 25kg: 27mm以下 20kg: 22.5mm以下 | 25kg: 28-32mm 20kg: 23-30mm | 25kg: 33-40mm 20kg: 31-40mm | 25kg: 40mm超 20kg: 40mm超 |
重量誤差
競技の公平性、トレーニングの安全性と正確性を保証する最も基本的な要素です。最高評価(◎)であるキャリブレーション済みのプレートは、IPF(国際パワーリフティング連盟)の公式大会で使用され、表示重量と実際の重量の誤差が極限まで抑えられています。これにより、バーベルの左右の重量が均一になり、フォームの崩れや怪我のリスクを最小化します。また、自己ベストの記録が、誰にとっても正当で信頼できる数値であることを保証します。誤差が大きくなるほど、これらの重要な要素が損なわれるため評価が下がります。
直径(20kg以上)
デッドリフトの引き始めの高さを規定する、極めて重要なルールです。IPFの公式規格では、直径450mmのプレートを使用することが厳密に定められており、これが全ての選手が同じ条件で競技を行うための基準となります。この直径が450mmから大きく逸脱すると、バーベルの初期位置が変わり、それはもはや公式ルールに準拠したデッドリフトとは言えなくなります。競技への適合性や、トレーニングの再現性を最も左右する項目の一つです。
厚さ
「いかに多くの重量をバーベルに装着できるか」という、パワーリフティングの根源的な要求に直結する最重要項目です。バーベルのスリーブ(プレートを装着する部分)のスペースは限られているため、400kgを超えるような高重量を扱うには、プレート1枚1枚が可能な限り薄くある必要があります。最高評価(◎)はIPF認定品に準ずる厚さで、世界記録クラスの試技にも対応可能です。プレートが厚くなるほど装着できる総重量は少なくなり、バンパープレートのように厚いものは高重量トレーニングには不適合(×)と評価されます。
この製品がハマる人・ハマらない人
ハマる人
- 公認品レベルの精度のプレートを、安価に揃えたい人
- 日々のトレーニングの質を高めたい人
- プレートの薄さを重視し、超高重量のトレーニングに挑む人
- パワーリフター
- 大量のプレートが必要な人
注意が必要な人
- パワーリフティング公式大会で、使用可能な機材を探している人
- パワーリフターではない人
- 床へのダメージを考慮し、バンパープレートやラバープレートの購入を検討している人
- プレートに持ち運びやすさ(深いグリップ)を求める人

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