MBC POWER「MBCウレタングリッププレート」
総合評価
4.4

- 高品質ウレタンが衝撃や音を吸収し、床を保護。ゴム臭もなく快適。
- 内側までローレット加工されたグリップで、プレート交換が安全で快適に。
- ウレタン製としては薄型に設計されており、より多くのプレートを装着可能。
免責
- 本記事は公式サイトの情報と筆者の経験、知識を基に作成していますが、筆者自身による実機検証は行っておりません。数値・性能はあくまで参考値としてご覧ください。
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製品概要
「MBCウレタングリッププレート」は、優れた耐久性と操作性を両立し、初心者から上級者、ホームジムから商業ジムまで幅広く対応する製品です。
高品質なウレタンコーティングが衝撃や騒音を吸収し、床を傷つけにくく、ゴム特有の臭いもありません。
5kg以上のプレートには内側まで滑り止め加工が施された2ホールのグリップがあり、安全でスムーズな交換が可能です。
ウレタン製としては薄型に設計されているため高重量にも対応しています。
本格的なトレーニング環境を求める全てのニーズに応えるプレートです。
スペック
名称 | 「MBC ウレタングリッププレート」 |
---|---|
メーカー | MBC POWER |
種別 | ラバープレート(ウレタンコーティング) |
用途 | パワーリフティング BIG3 その他トレーニング |
公認 | なし |
開口部の直径 | 51mm |
重量誤差 | ±3%以内 |
直径 | 1.25kg:15.7cm 2.5kg:24cm 5kg:30cm 10kg:36cm 15kg:39cm 20kg:42cm 25kg:45cm |
厚さ | 1.25kg:26mm 2.5kg:20mm 5kg:28mm 10kg:30mm 15kg:34mm 20kg:38mm 25kg:39mm |
カラー | 全体:全重量ブラック ※以下ロゴ・重量カラー 1.25kg:グレー 2.5kg:グレー 5kg:ホワイト 10kg:グリーン 15kg:イエロー 20kg:ブルー 25kg:レッド |
コーティング | ウレタン |
インサートタイプ | スチール |
価格(税込) ※2枚1セット | 1.25kg:3,830円 2.5kg:7,660円 5kg:9,830円 10kg:15,430円 15kg:21,820円 20kg:28,500円 25kg:33,280円 |
スペック評価
項目 | スペック | 評価 |
---|---|---|
コーティング素材 | ウレタン | |
グリップ | 2グリップ+ローレット加工 | |
重量誤差 | ±3%以内 | |
直径(20kg以上) | 20kg:42cm 25kg:45cm | |
厚さ(20kg基準) | 38mm |
評価ルール
推定満足度
: ≧90% のユーザーが満足
: 80–89 %
: 60–79 %
: 40–59 %
: < 40 %
項目 | |||||
---|---|---|---|---|---|
コーティング素材 | ポリウレタン (高耐久・無臭) | バージンラバー (高品質・低臭) | 標準的なラバー | リサイクルラバー (ゴム臭が強い) | 不明/低品質 |
グリップ | 3グリップ(三穴)以上/ 2グリップ+ローレット加工 | 2〜1グリップ | 明確な縁(リップ)有り | 完全にフラット (持ち上げにくい) | 形状が不均一/ 滑る |
重量誤差 | ±1%以内 | ±2%以内 | ±3%以内 | ±3-5% | 5%超/ 不明 |
直径 (20kg以上) | 20kg、25kgプレート共に直径450mm (IWF/IPF規格準拠) | 25kgプレートは直径450mmだが20kgは一回り小さい | 445-455 mm | 440-460 mm | 440mm未満/ 460mm超 |
厚さ (20kg基準) | 45 mm 以下 | 46 – 50 mm | 51 – 55 mm | 56 – 60 mm | 60 mm 超 |
ラバープレートは、床や器具を保護し、静かに安全なトレーニングを行うことを主目的としています。そのため、評価基準は「扱いやすさ」「安全性」「素材品質」が中心となります。
コーティング素材
プレートの品質、耐久性、そしてトレーニング環境の快適性を決定づける最も重要な要素です。最高評価(★★★★★)のポリウレタンは、傷や摩耗に圧倒的に強く、ゴム特有の臭いが全くないため、最高の素材と言えます。次点のバージンラバーは、耐久性とコストのバランスに優れた高品質な選択肢です。一方で、安価なリサイクルラバーは、強いゴム臭が室内に充満したり、耐久性が劣ったりする可能性があるため、評価が低くなります。
グリップ設計
日々のトレーニングにおける安全性と快適性を直接左右する、極めて重要なデザイン要素です。プレートに持ち手用の穴がある**3グリップ(★★★)や2グリップ/1グリップ(★★★★)**は、床から持ち上げたり、バーベルへ着脱したりする際の作業を劇的に安全かつ容易にします。特に複数のグリップがあると、両手で安定して持つことができ、落下のリスクを大幅に減らせます。穴がなくても、縁に明確な盛り上がり(リップ)があれば(★★★)、指をかけることができるため最低限の機能性は保たれます。完全にフラットなプレート(★★)は、持ち上げるのが非常に困難で、指を痛めたり滑らせたりする危険性が高いため、推奨されません。
重量誤差
トレーニングの正確性と、安全なバランスを保つための品質指標です。表示重量と実際の重量の誤差が少ないほど、セットした重量に対する信頼性が高まり、自己ベストなどを正確に記録することができます。また、バーベルの左右に装着した際の重量の偏りをなくし、均一な負荷でトレーニングを行うことで、フォームの崩れや、それに伴う怪我のリスクを低減させます。誤差±1%以内(★★★★★)であれば、非常に高品質なプレートと言えるでしょう。
厚さ(20kg基準)
プレートの「薄さ」は、バーベルのスリーブにいかに多くの重量を装着できるかという物理的な限界を示すと同時に、製品の品質を間接的に表すバロメーターでもあります。同じ重量でもより薄いプレートは、内部に使われている鋳鉄の密度が高く、コーティングの品質も高い傾向にあります。不必要に分厚いプレートは、高重量を扱う際にスペースを圧迫するだけでなく、素材の品質が劣っている可能性も示唆します。
直径(20kg以上)
主にデッドリフトを行う際の、床からの引き始めの高さを標準化するための指標です。パワーリフティング・ウエイトリフティング競技規格である450mmに準拠しているプレートは、デッドリフトの練習において、常に一貫したフォームを保つ助けになります。ベンチプレスやスクワットなど、他の種目においては直径の重要度は下がりますが、この規格に準拠していることは、メーカーが製品をより汎用的に、高い基準で設計していることの一つの証と考えることができます。スチールプレートほど厳格な精度は求められませんが、高品質な製品ほど、これらの数値も正確である傾向にあります。
パワーリフティング適合性
項目 | スペック | 判定 |
---|---|---|
重量誤差 | ±3%以内 | △ |
直径(20kg以上) | 20kg:42cm 25kg:45cm | ◯※ |
厚さ | 25kg:39mm 20kg:38mm | △ |
判定ルール
項目 | ◎ | ◯ | △ | × |
---|---|---|---|---|
重量誤差 | IPF認定/キャリブレーション済 (誤差±0.25% or 10g) | 誤差1%未満 | 誤差2-3% | 誤差3%超/不明 |
直径 (20kg以上) | 450 mm (IPF公式規格) | ほぼ450mm (±2mm) | 450mmに近いが不揃い | 445mm未満/455mm超 (デッドリフトの高さに影響) |
厚さ | 25kg: 27mm以下 20kg: 22.5mm以下 | 25kg: 28-32mm 20kg: 23-30mm | 25kg: 33-40mm 20kg: 31-40mm | 25kg: 40mm超 20kg: 40mm超 |
重量誤差
競技の公平性、トレーニングの安全性と正確性を保証する最も基本的な要素です。最高評価(◎)であるキャリブレーション済みのプレートは、IPF(国際パワーリフティング連盟)の公式大会で使用され、表示重量と実際の重量の誤差が極限まで抑えられています。これにより、バーベルの左右の重量が均一になり、フォームの崩れや怪我のリスクを最小化します。また、自己ベストの記録が、誰にとっても正当で信頼できる数値であることを保証します。誤差が大きくなるほど、これらの重要な要素が損なわれるため評価が下がります。
直径(20kg以上)
デッドリフトの引き始めの高さを規定する、極めて重要なルールです。IPFの公式規格では、直径450mmのプレートを使用することが厳密に定められており、これが全ての選手が同じ条件で競技を行うための基準となります。この直径が450mmから大きく逸脱すると、バーベルの初期位置が変わり、それはもはや公式ルールに準拠したデッドリフトとは言えなくなります。競技への適合性や、トレーニングの再現性を最も左右する項目の一つです。
厚さ
「いかに多くの重量をバーベルに装着できるか」という、パワーリフティングの根源的な要求に直結する最重要項目です。バーベルのスリーブ(プレートを装着する部分)のスペースは限られているため、400kgを超えるような高重量を扱うには、プレート1枚1枚が可能な限り薄くある必要があります。最高評価(◎)はIPF認定品に準ずる厚さで、世界記録クラスの試技にも対応可能です。プレートが厚くなるほど装着できる総重量は少なくなり、バンパープレートのように厚いものは高重量トレーニングには不適合(×)と評価されます。
この製品がハマる人・ハマらない人
ハマる人
- 品質と耐久性を重視し、長くハードに使えるプレートが欲しい人
- トレーニング中の騒音や衝撃を抑え、床を保護したいと考えている人
- ゴムの臭いが苦手で、クリーンなトレーニング環境を維持したい人
- プレート交換を安全かつスムーズに行い、トレーニングに集中したい人
- 器具のデザイン性にもこだわり、モチベーションを高めたいアスリート
注意が必要な人
- クイックリフトで高所から落下させる前提のトレーニングが多く、バンパープレートを求めている人
- 極限までの薄さを最優先事項と考えているパワーリフター
- 極限まで重量誤差を小さくしたプレートを求めているパワーリフター

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