MBCPOWER「ハーフラックスタンダード182cm」
総合評価
4.7

- 日本の住環境に配慮した全高182cmのコンパクト設計
- 直径20mmの大型ボルトの採用による、北米業務用グレード同等の高い耐久性と剛性
- 土台や支柱に細かく刻まれたレーザーカットホールによる、最大限の拡張性
- ブラック、グロスレッド、カモ、ステンレスなど5種類から選択可能な支柱カラー
- Jカップ、セーフティ、ストレージなど豊富なアタッチメントによる高いカスタマイズ性
免責
- 本記事は公式サイトの情報と筆者の経験、知識を基に作成していますが、筆者自身による実機検証は行っておりません。数値・性能はあくまで参考値としてご覧ください。
- 製品の仕様・価格・在庫状況は掲載時点の情報であり、予告なく変更される場合があります。最新情報は必ずメーカー公式サイトをご確認ください。
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製品概要
MBC POWERが日本の住環境に合わせて開発した、全高182cmのコンパクトなハーフラックです。
外径75mm×75mm、厚さ3mmの堅牢な鋼管フレームを採用し、省スペース設計ながら北米の業務用製品に匹敵する高い剛性と耐久性を実現しています。
支柱に多数設けられたレーザーカットホールにより、アタッチメントの自由な増設が可能で、トレーニーの成長や目的に合わせてラックを拡張できるのが最大の特徴です。
これからホームジムを始める方や、設置スペースが限られている方に最適な一台と言えるでしょう。
スペック
名称 | 「MBC ハーフラック スタンダード182 cm」 |
---|---|
メーカー | MBC POWER |
製造国 | 中国 |
種別 | ハーフラック |
サイズ | 横幅:126 cm ※ステンレスプレートストレージ装着時191cm 奥行:148 cm 高さ:182 cm 設置面積:1.86〜2.24 m²※本体のみ |
支柱内側横幅 | 110 cm |
支柱内側前後幅 | 37.5 cm |
重量 | 135 kg |
耐荷重量 | 525 kg 以上 |
ラック (オプション) | スタンダードJカップ (サンドイッチJカップ/ローラーJカップ/九頭竜craft ローラーJカップ) |
セーフティー (長さ) | セーフティアーム (61cm) |
ラック-セーフティー調節間隔 | 3 cm 刻み |
主要アタッチメント | ◯ プレートストレージ ◯ チンニングバー × ラットプル × スミスマシン ◯ ディップスハンドル |
その他アタッチメント | ローラーJカップ・ランドマインなど多数 |
フレームカラー | ブラック/グロスレッド/カモ/ステンレス&ブラック/ステンレス |
価格(税込) | ブラック:158,190 円 グロスレッド:158,190 円 カモ:166,670 円 ステンレス&ブラック:187,890 円 ステンレス:217,590 円 ※+オプション費用 |
スペック評価
項目 | スペック | 評価 |
---|---|---|
支柱内側横幅 | 110 cm | |
セーフティーアーム長 | 61cm | |
耐荷重量 | 525 kg≦ | |
フック種別 | ローラーJカップ選択可 | |
調節間隔 | 3 cm | |
拡張性 | 主要5種中3種 |
評価ルール
推定満足度
: ≧90% のユーザーが満足
: 80–89 %
: 60–79 %
: 40–59 %
: < 40 %
項目 | |||||
---|---|---|---|---|---|
支柱内側横幅 | 110 cm | 107–109 cm | 103–106 cm | 100–102 cm | <100 cm |
セーフティーアーム長 | ≥60 cm | 55–59 cm | 50–54 cm | 40–49 cm | < 40 cm |
耐荷重量 | ≧500 kg | 400–499 kg | 300–399 kg | 200–299 kg | <200 kg |
フック種別 | ローラーJ+他 | ローラーJ | 爪浅J | 爪深J(短) | 爪深J(長) |
調節間隔 | ≦2.5 cm | ≦3.0 cm | ≦5.0 cm | ≦10 cm | 10 cm≦ |
拡張性 ストレージ チンニング ラットプル スミス ディップス ストレージ | 4–5 種有 | 3 種有 | 2 種有 | 1 種有 | 0 種 |
支柱内側横幅
110 cm
オリンピックバー(全長220cm)を使用する際に最も余裕が生まれるサイズです。ワイドスタンスでのスクワットや、広いグリップでのベンチプレスも窮屈さを感じずに行えます。バーベルをラックに戻す際も気を遣う必要がなく、安全性と快適性に最も優れています。
107〜109 cm
非常に広く、ほとんどのトレーニングで快適性を損なわない十分なスペースがあります。一般的な体格のユーザーであれば、5つ星評価の110cmとほぼ遜色なく使用できるでしょう。
103〜106 cm
標準的なサイズで、一般的なトレーニングを行う分には問題ありません。ただし、体格の大きな方や、特に広いスタンスを取りたい場合には、やや窮屈に感じる可能性があります。
100〜102 cm
かなりコンパクトな設計です。バーベルを戻す際にプレートが支柱に当たりやすく、注意が必要になります。トレーニングの種類によっては、窮屈さがストレスになる可能性があります。
<100 cm
主に簡易的なスクワットスタンドに見られるサイズです。バーベルのシャフト(持ち手部分)の有効範囲が狭くなり、トレーニングの自由度が大きく制限されます。安全面でも注意深い運用が求められます。
セーフティーアーム長
≥60 cm
非常に長く、絶大な安心感があります。万が一バーベルを落下させてしまっても、前後両方に広い範囲をカバーしてくれるため、安全性が格段に高まります。特に一人で高重量トレーニングを行う際には重要な要素です。
55〜59 cm
十分に長く、ほとんどの状況で安全を確保できる長さです。安心してトレーニングに集中できる、実用性の高いサイズと言えます。
50〜54 cm
標準的な長さで、基本的な安全性を確保できます。ただし、スクワットで大きく前後にぶれた場合など、状況によってはカバーしきれない可能性もゼロではありません。
40〜49 cm
やや短いと感じる長さです。最低限の安全は確保されますが、バーベルを落下させる位置が少しずれるだけで、セーフティーアームから外れてしまうリスクが伴います。
<40 cm
非常に短く、お守り程度の意味合いしか持ちません。特にスクワットのような前後動作の大きいトレーニングでは、その役割を果たせない可能性が高く、高重量を扱うのは危険です。
耐荷重量
≥500 kg
業務用ジムに設置されるレベルの、極めて高い剛性を誇ります。どのような高重量トレーニングを行ってもびくともしない安定感があり、エリートクラスの競技者でも満足できるスペックです。
400〜499 kg
上級者や、将来的に高重量を目指すトレーニーにとっても十分すぎるほどのスペックです。非常に頑丈で、長期間にわたって安心して使用できる高い品質を持っています。
300〜399 kg
中級者以上のホームトレーニーにとって、一つの基準となるスペックです。一般的なトレーニングでこの重量を超えることは稀であり、安定性・安全性ともに十分なレベルです。
200〜299 kg
トレーニング初心者や、フィットネス目的の方には十分な耐荷重量です。ただし、本格的に重量を伸ばしていきたい場合、将来的に物足りなくなる可能性があります。
<200 kg
軽量な設計で、高重量のトレーニングには適していません。安定性に欠けるモデルも多く、スクワットなどの種目では特に注意が必要です。初心者が軽い重量から始めるための入門用と位置づけられます。
フック種別
ローラーJ+他
バーベルのローレット(ギザギザ)を傷つけないローラー機能に加え、他のスタンダードJフックなどがラインナップされています。ローラーJカップはバーベルを左右にスライドさせて中心を合わせるのが容易で、利便性とバーベル保護の両面で最高評価です。
ローラーJ
ローラー機能により、バーベルを置いたまま左右の位置調整が可能です。バーベルのローレットを保護する効果も高く、非常に使い勝手の良いプレミアムなフックです。
爪浅J
最も一般的で標準的なJフックです。フック部分の爪が浅いため、バーベルをラックから持ち上げる(リフトオフする)動作がスムーズに行えます。
爪深J(短)
フックの爪が深く、バーベルが転がり落ちるリスクが低いのが特徴です。その分、リフトオフの際に少し持ち上げにくい場合があります。「短」はフック自体の奥行きが短く、コンパクトな設計です。
爪深J(長)
爪が深く安全性は高いものの、「長」タイプは奥行きがあるため、リフトオフの際にラック本体に干渉しやすく、使いづらさを感じることがあります。
調節間隔
≤2.5 cm
極めて細かい間隔で高さ調節が可能です。特にベンチプレスで、あと少しだけ高く(低く)したいという絶妙なポジション設定が実現できます。これにより、常に最適なフォームでトレーニングを開始できます。
≤3.0 cm
2.5cmピッチに迫る細かさで、ほとんどのユーザーがストレスなく最適なポジションを見つけられるでしょう。実用上、非常に優れた調節間隔です。
≤5.0 cm
多くのハーフラックで採用されている標準的な間隔です。ほとんどのトレーニングで問題ありませんが、種目によっては「穴と穴の中間がベストポジションなのに」と感じることがあるかもしれません。
≤10 cm
調節の選択肢が少なく、大雑把な設定しかできません。ベンチプレスやセーフティーアームの高さ設定で、ベストなポジションを選べずに妥協が必要になる場面が多くなります。
10 cm≤
非常に間隔が広く、目的の高さに設定することが困難です。特にセーフティーアームの高さが合わないと、安全性が著しく低下するため、トレーニング用具としては致命的な欠点となり得ます。
拡張性
4-5種有り
ラットプルダウン、ディップス、チンニング、ストレージ(プレート収納)など、4〜5種類の専用アタッチメントが用意されており、1台でジムに近い環境を構築できます。トレーニングの多様性が飛躍的に向上します。
3種有り
主要なアタッチメントが3種類用意されており、ラックの機能を大幅に拡張できます。ホームジムを充実させたいユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢です。
2種有り
ディップスやチンニングバーなど、基本的なアタッチメントが2種類程度用意されています。ラック本来の機能に加え、いくつかのトレーニングバリエーションを追加できます。
1種有り
拡張性は限定的で、1種類のアタッチメント(例:ディップスバーのみ)しか取り付けられません。購入後の機能追加はあまり期待できません。
0種
拡張性は一切なく、購入時の機能のまま使用することが前提となります。シンプルなスクワットやベンチプレスができれば良い、と割り切って使う方向けの製品です。
パワーリフティング適合性
項目 | スペック | 判定 |
---|---|---|
支柱内側幅 | 110cm | ◎ |
耐荷重量 | ≧525 kg | ◎ |
ローラーJカップ | 有 | ◎ |
判定ルール
項目 | ◎ | ◯ | △ | × |
---|---|---|---|---|
支柱内側幅 | =110 cm | 107–109 cm | 100–106 cm | <100 cm |
耐荷重量 | ≧500 kg | 400–499 kg | 300–399 kg | <300 kg |
ローラーJカップ | 有 | 爪浅Jカップ | ー | 爪深Jカップ |
支柱内側横幅
◎ =110 cm
パワーリフティング競技の81cmライン人差し指のワイドグリップベンチプレスにも完全に対応できる、最も理想的なサイズです。ラックアウト・ラックインの際に支柱を気にすることなく、リフティングに集中できます。公式競技会で採用される規格であり、最高のパフォーマンスを求めるリフターにとって必須のスペックです。
○ 107–109 cm
非常に広く、ほとんどのリフターが不満なく使用できるサイズです。よほど大柄な選手やルールギリギリのワイドグリップベンチプレスでなければ、競技リフティングの練習にも十分対応できます。
△ 100–106 cm
標準的なトレーニングには問題ありませんが、パワーリフティング、特にベンチプレスにおいては、グリップの幅が制限されたり、ラックインの際に窮屈さを感じたりする可能性があります。
× <100 cm
パワーリフティング用途には全く適していません。バーベルのシャフト(持ち手部分)の有効範囲が著しく狭くなり、フォームの自由度が失われます。安全性、パフォーマンス共に問題があり、競技練習にはおすすめできません。
耐荷重量
◎ ≥500 kg
エリートクラスのパワーリフターが扱う超高重量にも全く不安のない、最高の剛性です。ラックのたわみや揺れを気にすることなく、絶対的な安定感の中でトレーニングに打ち込めます。
○ 400–499 kg
上級者の高重量トレーニングにも十分耐えうるスペックです。ほとんどのパワーリフターにとって、これ以上の耐荷重量は必要ないレベルであり、安心して長期間使用できます。
△ 300–399 kg
中級者レベルのトレーニングには十分な耐荷重量です。しかし、将来的にトップレベルを目指す場合や、補助種目で高重量を扱う際には、やや物足りなさを感じる可能性があります。
× <300 kg
パワーリフティングのトレーニング用途としては耐荷重量が不足しています。高重量のスクワットやデッドリフト(ラックプル)を行うには危険が伴い、安定性にも欠けるため不適合です。
ローラーJカップ
◎ 有
パワーリフティングに最も適したJカップです。ローラー機能により、バーベルを担いだ後に左右の中心位置をミリ単位で微調整できます。これにより、常にベストなバランスでリフトを開始でき、パフォーマンス向上に直結します。バーベルのローレット(ギザギザ)を傷つけない点も大きなメリットです。
○ 爪浅Jカップ
爪が浅いため、ラックからバーベルを持ち上げる(ラックアウトする)際にスムーズで、余計な力や動作を必要としません。実用的で優れた選択肢です。
× 爪深Jカップ
安全性は高いものの、パワーリフティングには不向きです。爪が深いため、ラックアウトの際にバーベルを余分に高く持ち上げる必要があり、体力のロスやフォームの崩れに繋がります。特にベンチプレスでの使用は致命的となる場合があります。
この製品がハマる人・ハマらない人
ハマる人
- 天井の低い部屋にラックを置きたい方
- 身長が低め〜平均的で、高さを必要としない方
- 細かく自分好みにカスタマイズしたい人
- ホームジムでも本格的に高重量を扱いたい人
- IPF準拠のラック幅で練習したい競技者
- カラーを選び見映えも重視する人
- ハーフラックでもできる限り安全にトレーニングしたい人
注意が必要な人
- 高身長の人
- 将来ラットプルやスミスマシン等を後付けして拡張したい人
比較
以下のツールで比較したいハーフラックを選択することで、スペックを比較できます。
※正確なスペックは公式サイトや各ECサイトをご確認ください。
選択してください
MBCPOWER 「ハーフラックスタンダード210cm」 |
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価格 タイプ1:161,750円 タイプ2:171,460円 タイプ3:179,720円 ※+オプション費用 |
製造国 中国 |
種別 ハーフラック |
横幅 126 cm |
支柱間内側横幅 110 cm |
支柱間内側前後幅 タイプ1:37.5 cm タイプ2:37.5 cm タイプ3:62.5 cm |
奥行 タイプ1:148 cm タイプ2:148 cm タイプ3:178 cm |
高さ 210 cm |
重量 タイプ1:140 kg タイプ2:145 kg タイプ3:160 kg |
耐荷重量 525 kg 以上 |
ラック(オプション) スタンダードJカップ (サンドイッチJカップ/ローラーJカップ/九頭竜craft ローラーJカップ) |
セーフティー セーフティーアーム 61 cm |
ラック-セーフティー調節間隔 3 cm |
主要オプションアタッチメント プレートストレージ ◯ チンニングバー ◯ ラットプル ◯ スミスマシン ◯ ディップスハンドル ◯ |
その他オプションアタッチメント ローラーJカップ・ランドマインなど多数 |
フレームカラー ブラック グロスレッド カモ ステンレス&ブラック ステンレス |
詳細記事 |
MBC POWER SHOP |
選択してください
MBCPOWER 「ハーフラックスタンダード210cm」 |
---|
価格 タイプ1:161,750円 タイプ2:171,460円 タイプ3:179,720円 ※+オプション費用 |
製造国 中国 |
種別 ハーフラック |
横幅 126 cm |
支柱間内側横幅 110 cm |
支柱間内側前後幅 タイプ1:37.5 cm タイプ2:37.5 cm タイプ3:62.5 cm |
奥行 タイプ1:148 cm タイプ2:148 cm タイプ3:178 cm |
高さ 210 cm |
重量 タイプ1:140 kg タイプ2:145 kg タイプ3:160 kg |
耐荷重量 525 kg 以上 |
ラック(オプション) スタンダードJカップ (サンドイッチJカップ/ローラーJカップ/九頭竜craft ローラーJカップ) |
セーフティー セーフティーアーム 61 cm |
ラック-セーフティー調節間隔 3 cm |
主要オプションアタッチメント プレートストレージ ◯ チンニングバー ◯ ラットプル ◯ スミスマシン ◯ ディップスハンドル ◯ |
その他オプションアタッチメント ローラーJカップ・ランドマインなど多数 |
フレームカラー ブラック グロスレッド カモ ステンレス&ブラック ステンレス |
詳細記事 |
MBC POWER SHOP |
トレーニングラックの選び方や各スペック項目の見方については以下の記事を参考にしてください。

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