IROTEC「ハードグリップフラットベンチHPM」
総合評価
5

- 国際パワーリフティング連盟(IPF)の競技ルールに準拠したシート高・幅
- フレームに業務用水準の75mm角・厚さ3mmの鋼材を使用し、優れた剛性と安定性を実現
- 足元のスペースを確保しやすい3点支持構造フレームを採用
- 未使用時は垂直に立てて保管できる省スペース設計
- 移動に便利なハンドルとキャスターを標準装備
- IROTEC史上最高のグリップ力を謳う、凹凸のある新シート
免責
- 本記事は公式サイトの情報と筆者の経験、知識を基に作成していますが、筆者自身による実機検証は行っておりません。数値・性能はあくまで参考値としてご覧ください。
- 製品の仕様・価格・在庫状況は掲載時点の情報であり、予告なく変更される場合があります。最新情報は必ずメーカー公式サイトをご確認ください。
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製品概要
IROTEC史上最高のグリップ力を持つ特殊シートを採用した、本格的なフラットベンチです。
トレーニング中のフォームのズレを防ぎ、肩への負担を軽減します。 国際パワーリフティング連盟(IPF)の競技ルールに準拠した高さ・幅のため、ベンチプレスの競技練習に最適です。
フレームには75mm角の極太鋼材を使用し、約10cmの極厚シートと合わせて高重量トレーニングでも抜群の安定性を発揮。
未使用時は立てて保管できる省スペース性も兼ね備えており、本格的なホームジム環境を構築したい方に最適な一台です。
スペック
名称 | IROTEC「ハードグリップフラットベンチHPM」 |
---|---|
メーカー | IROTEC |
製造国 | メーカー表記なし |
種別 | フラットベンチ |
サイズ | 横幅:64 cm 長さ:121 cm 高さ:44.5 cm 設置面積:0.77 m² |
シートサイズ | 横幅:31.5 cm 長さ:120 cm 高さ:44.5 cm |
重量 | 24 kg |
耐荷重量 | メーカー表記なし |
脚の形状 | 片側1本脚 |
シートの素材 | エンボス加工あり |
シートの厚さ | 10 cm |
カラー(フレーム) | ブラック/シルバー |
価格(税込) | 29,700 円 |
スペック評価
項目 | スペック | 評価 |
---|---|---|
本体サイズ | 横幅:64 cm 長さ:121 cm 高さ:44.5 cm 設置面積:0.77 m² | |
シートサイズ | 横幅:31.5 cm 長さ:120 cm 高さ:44.5 cm | |
耐荷重量 | メーカー表記なし | – |
脚形状 | 片側1本脚 | |
シートグリップ | エンボス加工あり | |
モビリティ | ハンドル+キャスター | |
収納 | 直立収納可 |
評価ルール
推定満足度
: ≧90% のユーザーが満足
: 80–89 %
: 60–79 %
: 40–59 %
: < 40 %
項目 | |||||
---|---|---|---|---|---|
本体サイズ | ≤0.80 ㎡ | 0.81–0.90 ㎡ | 0.91–1.00 ㎡ | 1.01–1.10 ㎡ | >1.10 ㎡ |
シートサイズ | 3項目すべて適合 ・横幅29–32 cm ・長さ≥120 cm ・高さ42–45 cm | 2項目適合 横幅、長さ、高さのうち2項目が規格に適合 | 1項目適合 横幅、長さ、高さのうち1項目が規格に適合 | 規格に適合する項目はないが、各項目が規格値に近い | 規格に適合する項目がなく、サイズが大幅に小さい、または高すぎる |
耐荷重量 | ≥450 kg | 400–449 kg | 300–399 kg | 200–299 kg | <200 kg |
脚の形状 | 片側1本脚 | – | 横フレーム付き前脚で幅普通だが制限軽度 | 横フレーム付き前脚で制限あり | ワイド脚で明確に干渉 |
シートのグリップ | 波型PVC・サメ肌など手で擦って滑らない | 荒めPVC/ラバー | 微テクスチャPVC | 合皮平滑(少し滑る) | ツルツル 劣化しやすい |
モビリティ (キャスター・ハンドル) | 両方あり&片手移動可 無し・<20 kg | 両方あり | 片方あり | 無し・<30 kg | 無し・≥30 kg |
収納 | 自立直立収納可 (奥行≤60 cm) | 壁立て掛けOK 安定 | 折り畳み収納可 | 収納機能なしだがフットプリント≤0.70 ㎡ | 収納機能なしかつ>0.70 ㎡ |
本体サイズ
≤0.80 ㎡
トレーニングエリアを圧迫しない、非常にコンパクトなサイズです。省スペース性に優れ、ホームジムにも最適です。
0.81-0.90 ㎡
コンパクトさに優れつつも、安定感も感じられるサイズです。機能性を損なわずに、設置のしやすさも両立しています。
0.91-1.00 ㎡
標準的なサイズで、多くの市販ベンチがこのカテゴリーに含まれます。安定性は十分にありますが、やや場所を取ります。
1.01-1.10 ㎡
設置にはある程度のスペースを要する、やや大きめのサイズです。購入前に設置場所の採寸が推奨されます。
>1.10 ㎡
かなり大型で、広いトレーニングスペースが必要です。特にホームジムでは圧迫感が出てしまう可能性があります。
シートサイズ
3項目すべて適合(横幅29-32 cm・長さ≥120 cm・高さ42-45 cm)
パワーリフティング公式規格に準拠した理想的なサイズです。あらゆる体格のユーザーが、安定したフォームでトレーニングを行えます。
2項目適合(横幅、長さ、高さのうち2項目が規格に適合)
公式規格の3項目中2項目に適合しており、トレーニングベンチとして優れたサイズです。適合していない項目によっては、一部のユーザーにとって使用感にわずかな影響が出る可能性がありますが、多くの場合で快適なトレーニングが可能です。
1項目のみ適合(横幅、長さ、高さのうち1項目が規格に適合)
公式規格の1項目に適合しています。標準的なトレーニングには十分対応可能ですが、特に高重量を扱う際や、体格によっては安定性や可動域にやや制限を感じる場合があります。
規格値に近いが不適合(規格に適合する項目はないが、各項目が規格値に近い場合)
公式規格には適合していませんが、各寸法が規格値に近いため、一般的なトレーニング用途では問題なく使用できる場合があります。ただし、本格的なトレーニングでは、フォームの安定性に欠ける可能性があります。
規格から大きく逸脱(規格に適合する項目がなく、サイズが大幅に小さい、または高すぎる場合)
公式規格から大きく外れており、トレーニング用としては不十分なサイズです。身体を安定させることが難しく、フォームが崩れる原因となり、怪我のリスクも高まります。
耐荷重量
≥450 kg
業務用レベルの極めて高い耐久性です。あらゆる高重量トレーニングに、安心して使用できます。
400-449 kg
非常に高い耐久性を持ち、ほとんどの上級者トレーニーの要求にも応えられるスペックです。
300-399 kg
一般的なトレーニングにおいて十分な耐久性です。中級者レベルまで安心して使用できます。
200-299 kg
初心者やライトユーザー向けのスペックです。高重量を扱うようになると、買い替えが必要になる可能性があります。
<200 kg
耐久性が低く、安全面に不安があります。自身の体重と使用重量の合計が、耐荷重量を超えないよう常に注意が必要です。
脚の形状
片側1本脚
足の置き場の自由度が最も高く、ベンチプレスなどの際に最適な位置に足のセッティンが可能で踏ん張りが効き、フォームに集中できます。
横フレーム付き前脚で幅普通だが制限軽度
前脚に横フレームがあり、足の置き方がやや制限されますが、大きな支障はないレベルです。
横フレーム付き前脚で制限あり
横フレームが足の置き方を明確に制限し、トレーニングの種類や人によってはフォームが取りづらくなります。
ワイド脚で明確に干渉
脚が大きく張り出しており、トレーニングの動作中に足と明確に干渉するため、非常に使いづらいです。
シートのグリップ
波型PVC・サメ肌など手で擦って滑らない
最高のグリップ性能を発揮し、高重量を扱っても背中が滑りません。フォームを安定させ、トレーニング効果を最大化します。
荒めPVC/ラバー
強いグリップ力があり、汗をかいても滑りにくいです。安定したトレーニングをサポートします。
微テクスチャPVC
標準的なグリップ力です。通常の使用では問題ありませんが、高重量や汗で多少滑りを感じることがあります。
合皮平滑(少し滑る)
表面が滑らかで、特に衣服の素材によっては滑りやすいです。ポジションを維持するために余計な力が必要になります。
ツルツル劣化しやすい
グリップ力が皆無に等しく、非常に滑りやすいです。素材の劣化も早く、安全なトレーニングには不向きです。
モビリティ(キャスター・ハンドル)
両方あり&片手移動可 無し・<20 kg
キャスターとハンドルの両方を備え、片手で楽に移動できます。もしくは20kg未満と非常に軽量で、移動に苦労しません。
両方あり
キャスターとハンドルの両方が付いており、重量があってもスムーズに移動させることができます。
片方あり
キャスターかハンドルのどちらか一方を備えており、移動は可能ですが、両方ある場合に比べてやや手間がかかります。
無し・<30 kg
移動機能はありませんが、30kg未満のため、なんとか持ち上げて移動できる重量です。
無し・≥30 kg
30kg以上と重いにも関わらず移動機能がないため、一度設置すると場所を動かすのが非常に困難です。
収納
自立直立収納可(奥行≤60 cm)
使用しないときは自立させて立てて置けるため、収納性に最も優れています。奥行もスリムで場所を取りません。
壁立て掛けOK 安定
壁に立て掛けることで、省スペースに収納が可能です。安定して置けるように設計されています。
折り畳み収納可
脚などを折り畳むことができ、ベッドの下などの狭いスペースにも収納可能です。
収納機能なしだがフットプリント≤0.70 ㎡
特別な収納機能はありませんが、製品自体の設置面積が小さいため、それほど邪魔になりません。
収納機能なしかつ>0.70 ㎡
収納機能がなく、かつ設置面積も大きいため、常に広いスペースを占有してしまいます。
パワーリフティング適合性
項目 | スペック | 判定 |
---|---|---|
寸法規格 横幅:29–32cm 長さ:≥122cm 高さ:42–45cm | 横幅:31.5 cm 長さ:120 cm 高さ:44.5 cm | ◯ |
耐荷重量 | メーカー表記なし | – |
足のセッティングの自由度 | 片側1本脚 | ◎ |
滑り止め | エンボス加工 | ◎ |
判定ルール
項目 | ◎ | ◯ | △ | × |
---|---|---|---|---|
寸法規格 幅29–32cm 長≥122cm 高42–45cm | 3項目全て適合 | 2項目適合 | 1項目適合 | 規格外寸法 |
耐荷重量 | ≥450 kg | 400–449 kg | 300–399 kg | <300 kg |
足のセッティングの自由度 | 支柱のみのシンプルな片側一本脚構造で干渉なし | 土台プレート付きの片側一本脚構造で殆どの人に干渉なし | 一般的な横支柱付き前脚で幅普通だが制限あり | ワイド脚で明確に干渉 |
滑り止め | 高摩擦表面 | 普通 | 滑り止めなし | ツルツル滑る |
寸法規格
幅29-32cm, 長さ≥122cm, 高さ42-45cm
◎ 3項目全て適合
パワーリフティングの公式競技規定に完全に準拠しており、競技本番と同じ感覚でトレーニングが可能です。安定したフォームの習得に最適です。
○ 2項目適合
3項目のうち2項目が規定に適合しています。ほぼ規定に近い使用感ですが、適合していない項目によっては、一部の使用者にとってわずかに違和感があるかもしれません。
△ 1項目適合
適合する規定が1項目のみのため、公式規定から外れる部分が大きくなります。本格的なパワーリフティングの練習用としては、やや不向きな面があります。
× 規格外寸法
全ての項目が規定を満たしておらず、パワーリフティング用としては不適切です。正しいフォームでのトレーニングが困難になる可能性があります。
耐荷重量
◎ ≥450 kg
エリートクラスの選手が扱う高重量にも全く不安のない、極めて高い耐久性です。最大限の安全性と信頼性を確保します。
○ 400-449 kg
非常に高い耐久性を持ち、ほとんどの上級パワーリフターの使用にも十分耐えうるスペックです。
△ 300-399 kg
中級者レベルのトレーニングには十分な耐久性ですが、高重量を扱う選手にとっては、将来的に物足りなくなる可能性があります。
× <300 kg
パワーリフティングの基準で考えると、耐久性に不安があります。特に高重量を扱うトレーニングには適さず、安全面でのリスクが伴います。
足のセッティングの自由度
◎ 支柱のみのシンプルな片側一本脚構造で干渉なし
ベンチプレスの際に最も重要な「レッグドライブ」を最大限に活かせる理想的な形状です。足の置き方に一切の制約がなく、完璧なフォームを追求できます。
○ 土台プレート付きの片側一本脚構造で殆どの人に干渉なし
安定性を高める土台プレートがありつつも、ほとんどの人の足のセッティングを妨げない設計です。高いレベルで自由度と安定性を両立しています。
△ 一般的な横支柱付き前脚で幅普通だが制限あり
前脚を繋ぐ横支柱が存在するため、足の置き方が多少制限されます。レッグドライブを意識した際に、足が支柱に当たってしまうことがあります。
× ワイド脚で明確に干渉
脚部が大きく張り出しているため、足の置き場所が著しく制限されます。効果的なレッグドライブが使えず、パワーリフティングには不向きです。
滑り止め
◎ 高摩擦表面
グリップ性能が非常に高く、背中や肩甲骨をシートにしっかりと固定できます。高重量を扱っても身体が滑らず、安定した挙上を可能にします。
○ 普通
標準的なグリップ性能です。一般的な使用では問題ありませんが、汗やウェアの素材によっては、多少の滑りを感じる場合があります。
△ 滑り止めなし
シートに滑り止め加工が施されておらず、表面が平滑です。フォームを維持するために、余計な力みが必要になることがあります。
× ツルツル滑る
表面が非常に滑りやすく、身体を安定させることが困難です。フォームが崩れる原因となり、怪我のリスクも高まるため危険です。
※ ELEIKO(エレイコ)PURクッション/Skaiクッション
最近のベンチの素材と比較すると若干滑りやすいという評価もあるようです。しかし世界大会でも使用されるベンチシートのため、大会に向けた実践練習用としては間違いなくベストな選択肢です。
この製品がハマる人・ハマらない人
ハマる人
- ベンチプレスで高重量を扱いたい中〜上級者
- トレーニング中のフォームの安定性を重視する方
- 滑りにくいベンチシートを探している方
- パワーリフティングの競技練習を自宅で行いたい方
- 使用しないときは立てて収納したい人
- 移動のしやすさも妥協したくない人
- 既存のベンチのぐらつきやシートの沈み込みに不満がある方
ハマらない人
- 角度調整(インクライン・デクライン)機能が必要な方
- シートが薄型で硬めが好みの人
- 長さ122 cm以上に厳密にこだわる高身長の競技者

比較
以下のツールで比較したいベンチを選択することで、スペックを比較できます。
※正確なスペックは公式サイトや各ECサイトをご確認ください。
選択してください
MBCPOWER 「MBCコンペティションフラットベンチ」 |
---|
価格 30,480 円 |
製造国 中国 |
種別 フラットベンチ |
サイズ 横幅:61 cm 長さ:130 cm 高さ:44 cm 設置面積:0.79 m² |
シートサイズ 横幅:31.5 cm 長さ:120 cm 高さ:44 cm |
重量 29 kg |
耐荷重量 500 kg |
脚の形状 片側1本脚 |
シートの材質 グリッピービニール |
シートの厚さ 10 cmファットパッド |
カラー(フレーム) ブラック グロスレッド シルバーグレー |
ハンドル あり |
キャスター あり |
直立収納 可 |
詳細記事 |
MBC POWER SHOP |
選択してください
MBCPOWER 「MBCコンペティションフラットベンチ」 |
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価格 30,480 円 |
製造国 中国 |
種別 フラットベンチ |
サイズ 横幅:61 cm 長さ:130 cm 高さ:44 cm 設置面積:0.79 m² |
シートサイズ 横幅:31.5 cm 長さ:120 cm 高さ:44 cm |
重量 29 kg |
耐荷重量 500 kg |
脚の形状 片側1本脚 |
シートの材質 グリッピービニール |
シートの厚さ 10 cmファットパッド |
カラー(フレーム) ブラック グロスレッド シルバーグレー |
ハンドル あり |
キャスター あり |
直立収納 可 |
詳細記事 |
MBC POWER SHOP |
ベンチの選び方や各スペック項目の見方については以下の記事を参考にしてください。

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